「プロレスパンツが濡れる!!」プロレス技研究会



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<オーナーのメッセージ>
プロレスを見ているだけで、股間が熱くなってしまうようなプロレス好きの
集まる部屋です。
他にも、昔の教室プロレスの経験やコスチュームの話、仮想プロレス小説
なんかもOKです。
対戦相手の募集も自由に書き込んでください!!

リンク集も登録してもらいたいですが、プロレス・格闘技関係のみでお願い
します・・・・・。


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まとめて 投稿者:ダーティ(4月2日(火)22時47分01秒)
誰か、ここの小説まとめくれないな〜(切実)。

タクヤさん 投稿者:名無し(4月2日(火)22時39分03秒)
タクヤさんへ
「エロレスな日々」はだいぶ前にアクセス出来なくなってす。「凌辱のリング」などはまだアクセスできます。

あれれ 投稿者:タクヤ(10月28日(土)14時49分25秒)
「エロレスな日々」アクセス出来なくなりました?

刑事レスラー 投稿者:海斗(4月16日(日)11時53分07秒)
刑事レスラーの続き読みたい。刑事がボコられるとかタマ2つとも潰されるとかの展開あったら興奮します。キレた刑事がセコンド含めて反社のガキを片っ端からぶっ壊すのも見たい。大事なとこ潰れそうになったら刑事でもワルでも必死で命乞いしそう

たかしさん!凄く良かった! 投稿者:ギブギブ(9月12日(月)06時31分40秒)
たかしさん!凄く良かった!
フェチポイントもシチュも!
プロレス描写の展開も最高だ!
プロレスしたくても勃起がバレちゃう!
同じ同じ!マジで自分のことのようにゾワゾワしながら読みました!
続きも妄想できるラストの流れも素晴らしかったです!

卒業の日の思い出〜俺が愛した男たち〜 投稿者:たかし(5月14日(土)10時13分44秒)
第四弾  卒業の日の思い出〜俺が愛した男たち〜  後編

ゆっくりとマサキに近寄っていくちび森。その迫力にあとさずりしていくマサキ。マットの隅まで追い込まれ

後がないマサキがちび森に組みついていった。しかし素早い動きでマサキの体を捉えたちび森は片手をマサ

キの肩にかけもう一方の手を股間を通してマサキの体を抱え上げ、なんと頭上まで持ち上げたのだ。そして

ちび森は自分のひざに上に持ち上げたマサキの脇腹を叩き付けた。シュミット流バックブリーカーがさく裂

したのだった。

「ううう....」

マサキが痛みでうめき声をあげる。

さらにちび森は膝に打ち付けたマサキの体を仰向けに返して左手でマサキの喉元を押え、右手で股間の付け

根あたりを掴んで、そして膝を支点にしてじわじわとマサキの体を弓なりにし始めた。喉元に食い込んだちび

森の手をマサキは両手でつかんで必死に外そうとするが、ちび森の手は微動だにしなかった。それでも顔を真

っ赤にして必死に外そうとするマサキ、ちび森の手が外れないとなると、今度は腹筋を使ってなんとか自分の

身を起こそうとしたがこれもちび森の力によって抑え込まれ続けた。とうとうちび森の膝の上で力尽きたマ

サキの動きが止まった。そして抵抗できなくなったマサキをちび森はさらに力を加えてマサキの頭がマット

に着くまで弓なりに反りあがらせた。

悲鳴を上げ始めたマサキがついにギブアップをした。

しかしちび森は

「だめだ。ギブアップは認めない。」と言い放つとその手を緩めようとはしなかった。

「あああ....痛い。あああ...背骨が折れます。先生ギブアップ、ギブアップ。」

「だめだ。ギブアップは認めない。」

「あああ...あ、あ、あ もう痛いです。先生許して下さい。」

マサキが許しを乞い始めた。

しかしちび森はそう簡単には許さなかった。弓なりのマサキの体を膝を支点にシーソーのようにゆらし

始めた。

「ああああ.....痛い、痛い、許して下さい、お願いです、本当に許してください」

何度も同じ言葉をマサキは繰り返した。

そしてその痛みと体力の消耗でその声がとぎれとぎれになってきた時、ちび森はシュミット流バックブリー

カーからマサキを解放した。

「カンカンカンカンカン」終了のゴングが鳴った。ちび森が2本取って試合が終わった。誰もがそう思った。

レフェリーがちび森の手を挙げようとしたとき、ちび森はその手を振りほどき、うつ伏せに倒れているマサキ

のそばへと近寄っていった。

観戦している生徒たちはざわつき、レフェリーの久野は戸惑っていた。しかし誰もがすぐに察した。

ちび森のマサキへのお仕置きがまだ終わっていないことを。そして試合は続行した。

ちび森はうつ伏せに倒れ込んでいるマサキの上に覆いかぶさるようにして乗り、マサキの右足を刈って両足

で挟み込みロックした。さらに右腕をマサキの首に巻き付け、うつ伏せのマサキを仰向けに返していく。

レスリングの股裂きという技だ。実際にはレスリングでは完全に仰向けに返されてしまうとフォールされて

しまうので必死で仰向けに返されないように踏ん張るのだが、するとロックされた太腿が逆方向に引っ張

られて股が裂かれ、股関節が外れそうな痛みを味わうのだ。だから痛みに耐えられなくなり抵抗できなくなる

と完全に体が仰向けになりフォールされるのだ。しかしちび森の股裂きは様子が違った。マサキの背中に腰を

当てて故意に完全に仰向けに返らないようにしていた。これでは痛みから解放されるために自らフォールさ

れるという道も閉ざされてしまう。

それにしても股裂きを掛けられているマサキの姿は哀れで屈辱的であった。股を裂かれた両脚は開かされて

首をちび森の腕に巻かれ半仰向け状態で弓なりになって身動きできない状態で捕らわれているのだ。

ちび森はマサキをこの哀れで屈辱な姿にしてなすがままに股を裂き痛めつけることで圧倒的な力の差をマサ

キに見せつけているようであった。

「ああああああ......ギブアップ。ギブアップ」

マサキが再び悲鳴を上げそしてギブアップをした。

「だめだ、ギブアップは認めない。」

ちび森の非情で冷酷な言葉が返される。

俺は思った。「もはやこれはプロレス対戦ではないのだ。ちびもりのマサキに対するお仕置きなのだ。だから

ギブアップしても無意味なのだ。許してもらえるまで耐えるしかないのだ。」

「ああああ.......先生、ギブアップ。先生、股が裂ける。許して下さい。」

「だめだ。ギブアップは認めない。許してもやらない。」

「ああああ.....先生、股関節が外れる。あああああ....先生、お願いです。フォールしてください。」

「だめだ。フォールしてやらない。」

「ああああ....先生、助けて、お願いです。フォールしてください。許して下さい。」

しかしこの後はマサキの許しを乞う言葉に返事もせず、無言で股裂きで甚振り続けた。

このレスリングの股裂きほど強者と弱者の立場をはっきりと見せつけられる技はないように思えた。強い男

の前では弱い男はどうすることもできず、ただひたすら無抵抗で痛め付けられることを受け入れなければな

らない。股裂きでちび森に痛めつけられるマサキの姿はまさにそれそのものであった。

マサキは無抵抗のまま、ちび森によってほぼ失神状態にされ、もはや許しを乞うその声もうめき声も聞こえな

くなった。

そしてちび森はその背中に当てていた腰を外して失神状態のマサキを完全に仰向けに返してフォールした。

レフェリーのカウントが入つた。

「ワン・ツー・スリー」

ちび森の股裂きからのフォール勝ちだ。

仰向けで大の字で気絶したようにマットに横たわるマサキ。股を裂かれ、その痛みで体力を消耗しきり、もう

立ち上がる力すら残っていなかった。

しかしちび森はこの瀕死のマサキに対し非情な言葉で挑発をした。

「マサキ、さあ立てよ。」「この程度でへばってるんじゃねえぞ。」

この言葉に反応するように気を失っていたマサキが立ち上がろうとした。

仁王立ちになったちび森のその逞しい脚にしがみつきながら、必死で立とうとしていた。

しかし痛めつけられた太腿のダメージが大きく、また意識が朦朧としていて立ち上がることができない。

そしてちび森の脚にしがみつきながら立ち上がってきたマサキの顔がちょうどちび森の股間の高さまで来た

ときにとうとう力尽き、倒れ込むようにちび森の股間に顔を埋めてしまったのだ。なんてことだ。マサキがう

らやましい。ちび森の股間に顔を埋めて力尽きてしまうなんて。あの股間の膨らみを肌で感じながら力尽きる

なんて、俺も体験したい。今すぐでもマサキと代わりたい。でもだめだ。俺のビンビンにおっ立ったチンポは

さらにガチガチになり鋼鉄のように固くなっていた。こんなチンポをおっ下げてちび森の前に出ていくわけ

にはいかなかった。

しかしちび森は容赦なく、力尽き自分の股間に顔を埋めているマサキの額のこめかみに手をかけた。そしてそ

の頭蓋骨を鷲掴みしてクレーンで釣り上げるかのごとく、マサキの頭を引き上げて自らの手でマサキを強引

に立ちあがらせた。ちび森の強力な握力で頭を鷲掴みされたマサキはまた意識が戻ったのか、我に返ったかの

ように悲鳴を上げ始めた。

「あああ....頭が割れる。痛い、痛い。	」

マサキが意識を取り戻して悲鳴を上げた時には、ちび森は自らの手で立ちあがらせたマサキの体の背後に回

り込みマサキの左脚に自分の左脚を絡ませロックして下半身を動かせなくし、背後から両腕を入れてマサキ

の上半身を自分の体にしっかり密着させながらホールドした。コブラツイストだ。

完璧に決まっていた。後はちび森が上体を反らせてマサキの体をねじり上げれば、おそらくマサキはその激痛

で絶叫するように悲鳴を上げるであろう。

そして予想通りちび森が上体を後ろにそらせてをマサキのあばら骨を痛めつけ始めた。

「ぎゃあああああああ....ぐああああああ......痛いあばらが折れる。もう許して下さい。」

しかしちび森はマサキをコブラツイストに捉えたままさらに揺さぶりをかけた。体を反らせたり戻したりし

ながらマサキをもてあそぶように甚振り続けたのだ。

マサキは体を反らされるたびに絶叫するように悲鳴を上げた。

「ぎゃあああああああ....先生、どうか許して下さい。」

ちび森はターミネーターのように無言でマサキを甚振り続けた。

そして許しを乞うマサキの声が次第にか細くなり、またも気を失ったようにマサキの頭ががくりと前に倒れ

た時、ちび森はマサキをこの拷問コブラから解放した。

コブラから解放されたマサキは膝から崩れ落ち、マットの上にうつ伏せに倒れ込み、身動き一つできなくなっ

た。しかし、ちび森のお仕置きはまだ終わらなかった。

ちび森はうつ伏せ状態で無抵抗のマサキの両ひざを折り太腿の裏側を踏むようにしてそのふらはぎを自分の

足首に絡ませてロックした。そして背後からマサキの両手首をつかんで自分の体側に引き付けるように引っ

張り上げる。これは誰が見てもロメロスペシャル、別名、釣り天井をかける体勢だ。

後は振り子のようにゆらせて勢いをつけて自分が後方に倒れ込み、下から上に釣り上げるだけである。一回、

二回、三回と気絶しているマサキの体が振り子のように揺り動かされその体が釣り上げられた。ロメロスペシ

ャルが完成した。ちび森のその逞しい脚と腕でしっかりロックされ支えられながら仰向けに釣り上げられて

いるマサキの姿は股裂き以上に屈辱的で哀れであった。

そしてちび森はこのロメロスペシャルでマサキに地獄の苦しみを味合わせるために次の段階へ移行して

いった。ちび森がその脚を外側へ開けていき、両腕もねじるように外側へ広げていくと、完全に失神してい

たマサキがまた悲鳴を上げ出した。マサキのふくらはぎと両肩に激痛が走ったのだ。

これは地獄のロメロスペシャルと呼ばれている拷問技である。仰向けに釣り上げられた状態で手足をロック

されているためタップすることすらできず、できることはうめき声をあげることと、ひたすら許しを乞う

事であった。

そしてマサキもその通り、うめき声をあげながらひたすら許しを乞うた。

マサキはすぐには解放されず、拷問のように痛め続けられることの覚悟はできていただろう。

それでもわずかな望みを託して許しを乞うた。

「許してください」「ごめんなさい。」「助けてください。」「お願いです。」

ありとあらゆる言葉を発した。

しかしちび森は観戦する生徒たちの前でさらし者にするように無抵抗で哀れな姿のマサキをロメロスペシャ

ルで痛め続けた。

「ああああああ........先生、許して下さい。ごめんなさい。もう助けてください。お願いです。」

マサキは涙声で許しを乞うた。

「マサキ、他にいう事はないのか?」

ここでマサキはやっと気が付いたように懺悔をし始めた。

「先生 許してください。プロレスごっこの掟を破った僕が悪かったです。反省してます。もう二度と致しま

せん。許して下さい。お願いです。」

 マサキは懺悔の言葉で許しを乞った。

「本当に反省しているか。」

「本当に反省しています。許してください。」

「よ〜し。じゃ、許してやる。」

ちび森は釣り上げたマサキを下に降ろしてロメロスペシャルからマサキを解放した。

解放されたマサキは安どの表情を浮かべながらも大の字になって仰向けで気絶しているように横たわった。

ちび森のお仕置きはすべて終わったようだった。試合としては2フォール3ギブアップでちび森の圧勝だっ

た。ちび森の圧倒的な強さを目のあたりにして俺の鋼鉄のように固くなったチンポはさらに固くなりコンク

リートさえも打ち破ってしまうダイヤモンドのチンポと化していた。

身動き一つせず大の字になってマットに横たわるマサキ。俺は横たわるマサキに駆け寄った。

「マサキ、おい大丈夫か。」

「大丈夫だ。ちび森は俺が怪我をしないように手加減して痛めつけてくれたから。技を掛けられているときは

死ぬほど痛かったし、痛さに耐えられず何度も気を失ったけど、今は全然大丈夫だ。」

「あれで手加減していたのか。俺にはそんな風には見えなかったけど。」

「いやこれはちび森の愛のムチだよ。」

その日の帰りの電車の中で俺はマサキに謝った。

「マサキごめんな。俺が対戦しなかったことでみんなの前でさらし者みたいになっちゃって。」

「いやタカシ、調子にのってやりすぎた俺が悪いんだよ。ちび森が俺にお仕置きをしたのは当然だよ。」

「ちび森は強かった?」

「タカシ。見てただろう。俺がなすすべもなく、一方的にお仕置きされて痛めつけられてたのを。悲鳴を上げ

て許しを請う以外何もできなかったのを。本当に強いなんてもんじゃねえぞ。もし俺が今より10倍強くなっ

てもちび森にはかなわないと思う。それくらいちび森は強いよ。あの力、スピード、柔軟性、テクニック、運

動神経、もうなんていうかプロレスが強くなるために必要な全てを持っているっていうか。タカシも一度ちび

森と闘ってみればわかるよ。もう手をついてひれ伏したい気持ちになるよ。」

俺はちび森の強さを手振り身振りで懸命に説明するマサキの話を聞きながら興奮してまたチンポがダイヤモ

ンド化してきてしまった。

「良い経験ができて良かったね。」

「お前に言われたくはないよ。ちび森が怖くて対戦できなかったくせして。」

いやそうじゃない。対戦したいのだ。したくてしたくてたまらないのだ。マサキがうらやましい。本当にうら

やましかった。でもいくら親友でもマサキにちび森と対戦しない理由は話せなかった。

その後、俺が対戦を避けていることを察したちび森は俺を誘うことはなかった。

そして月日は経っていった。いよいよこの高校を卒業する時が来たのだ。

卒業が近づくにつれ俺の気持ちはどんどん落ちこんでいった。俺は卒業したくなかった。卒業すればちび森に

会えなくなる。そのことほど俺にとって辛いことはなかった。生まれてからこれまで人との別れをこれほど嘆

いたことはなかった。

俺はちび森の姿を見るだけで幸せだった。授業中に窓の外から見える校庭。そこで体育の授業をしている

ちび森の姿をいつも追っていた。その姿は遠く小さくちび森かどうかを判別できる程度にしか見ることはで

きなかったが、それでも自分の目の中に入れておきたかった。

卒業式、いよいよ高校生活最後の日、俺の気持ちは最高にブルーだった。

全体の卒業式が終わり、生徒それぞれがお世話になった先生たちにお礼の挨拶に回った。

ちょうど一人でいた背広姿のちび森を見つけた俺は最後の挨拶をするために駆け寄った。

「タカシとは結局プロレス対戦できなかったな。」

「俺は弱いですから。先生と対戦するなんてとても無理ですよ。」

「そうか。最後にいっちょ揉んでやろうか。」

「先生、背広姿で何を言ってるんですか。」

「大丈夫だよ。脱げばいいんだよ。」

そういうとちび森は背広の上着を脱いだ。

「ようし、最後にタカシを葬ってやる。」

ちび森は一瞬にして俺の背後に回るとバックからその逞しい両腕で力強く俺の胴体を抱え込んだ。

「タカシの卒業記念に俺の必殺技ジャーマン・スープレックスで葬ってやるよ。」

「冗談でしょ。やめてくださいよ。そんな卒業記念なんていらないですよ。それに先生にこんなところで掛け

られたら、俺死んじゃうじゃないですか。」

俺は胴体に巻かれたちび森の逞しく太い腕を掴んで外そうとしたが俺の力では無理だった。それくらい強い

力で絞めつけられていた。

「タカシ、無駄な抵抗だぞ。俺にいったん捉えられたら逃げることはできないぞ。大丈夫だよ。怪我しないよ

うに葬ってやるから。」

「先生、許してください。ジャーマン・スープレックスだけは掛けないで下さい。」

「だめだ。“今日だけ”は許してやらない。」

そう言うとちび森は俺を背後から持ち上げて後方へとブリッジをし始めたのだ。まるでスローモーションを

見ているかのように俺の体はちび森にがっちりと抱えられたままゆっくりと弧を描き、そして両肩が地面に

ついた。ちび森のその逞しい腕で抱えられ身動きできないまま、「ワン、ツー、スリー」ちび森自らのカウン

トが入る。俺の3カウントフォール負けだ。

これがちび森のジャーマン・スープレックス。まさきをはじめ何人ものプロレス好き仲間を葬ってきた

ちび森の必殺技。ちび森にうしろから抱えられた時のあの力強さ、フォールされた時、あの逞しい腕で締めら

れ身動き一つできなかった。すごい。あまりにもすごい。感動?感銘?感服?なんて表現すれば良いのか言葉

が見つからなかった。以前マサキが言っていた。「手をついてひれ伏したくなる」そんな気持ちだった。興奮

でもう心臓がドキドキして今にも飛び出してしまいそうなのを必死で抑えて

「先生、俺は生きてますね。良かった。もう完全に参りました。先生はやっぱり強いです。俺なんて先生には

手も足も出ないです。」

「ははは(笑い)言っただろう。怪我しないように葬ってやるって。大事な生徒に怪我なんてさせないよ。」

ちび森のこの言葉に俺はしびれあがってしまった。カッコ良すぎる。俺はまたビンビンに勃起していた。その

股間の膨らみをカバンで隠しながら、

「先生、俺、わが母校にまた遊びに来ますから、その時はフルでは対戦してくださいね」

「いいぜ。 いつでも挑戦受けてやるぞ。」

「三年間ありがとうございました。」

涙が溢れそうでこれ以上は話すことができなかった。俺はその言葉を最後に一礼して、ちび森との挨拶を終え

走り去るようにその場を後にした。高校生活最後の卒業の日にちび森にかけられたジャーマンスープレック

ス。それはほんの一瞬のことであったが、いつまでも忘れることのない俺の心に刻み込まれた人生のワンシー

ンになった。ちび森は俺の事がわかっていたのかもしれない。俺の卒業記念にと“今日だけ”は許してくれず、

強引にかけられたジャーマン・スープレックス。ちび森ありがとう。「卒業の日の思い出」を俺に残してくれ

て本当にありがとう。そしてさようなら。俺が愛した男ちび森。

終わり



卒業の日の思い出〜俺が愛した男たち〜 投稿者:たかし(5月14日(土)10時06分08秒)
第四弾  卒業の日の思い出〜俺が愛した男たち〜  前編

「ちび森が北山にプロレスで勝ったぞ」

「まじかよ!北山に勝ったの?フィニッシュ技は何だったの?」

「ジャーマン・スープレックスでフォール勝ち。」

「まじかよ!」

高校一年の秋、暑さも和らいだある日、親友のマサキと俺は学校から帰りの電車の中でこんな会話をしていた。

マサキがちび森と北山のプロレス対戦を見学して、その報告を俺にしてくれたのだ。

俺もマサキもプロレスは見るのもやるのも好きで、昼休みの時間にプロレス好き仲間と対戦ごっこをしてい

た。20人ほどいたそんな仲間の中で圧倒的な強さを誇っているのが北山だった。

北山は野球部に所属していて身長180cm体重80kgの大柄な体格で、力が強く多彩なプロレス技を掛けることが

できて仲間では誰もかなう奴がいなかった。その北山にちび森がプロレスで勝ったのだから一大ニュースだ。

ちび森というのは愛称で姓は森本、男だらけのわが男子校の体育教師だ。この春、大学を卒業して赴任してき

たばかりでまだ新米ほやほやなのだ。

中学から大学まで器械体操をやっており、得意種目の吊り輪では日本選手権でも上位に入った実績もあるト

ップレベルの選手だったらしい。

体操選手らしく身長は162cmと小柄ではあったが、清々しくきりっとした顔立ちと愛嬌があって親しみやすい

性格から、あっという間に生徒から兄貴のように慕われるようになった。

そんなちび森がプロレス好きであることが知れ渡ったのは体育でレスリングの授業をした時だった。授業に

出席していたプロレス仲間の久野という奴が、ちび森の注意を無視して、プロレス技のコブラツイストを掛け

てふざけていたとき、怒ったちび森が久野にコブラツイスト掛けてお灸をすえたらしい。久野はその強烈なち

び森のコブラに絶叫し許しを乞うたそうだ。

「あんなすげえコブラ掛けられたのは初めてだ。体が捩じりきられるかと思ったよ」

久野は後で回想しながらちび森のコブラツイストのすごさを語っていた。

それ以降、我らプロレス好き仲間が次々とちび森にプロレスごっこの対戦を挑んだのであった。すでに5人の

挑戦者がちび森に敗れていた。ちび森のリップサービスで対戦は一見、白熱した技の掛け合いっぽく見えたが、

実際はちび森の強さが際立っていた。

対戦した中には90kg近い巨漢もいたが、そいつを軽々と肩口まで持ち上げてそこからアトミックドロップで

膝の上に落としたり、ボディースラムで投げてしまうその怪力とどんな技を掛けても返してしまう柔軟な体

と力、そして相手を翻弄するスピーディで抜群の運動神経を見ているとガチでやればワンサイドで痛めつけ

られて敗れてしまうのは一目瞭然であった。

そして6人目の挑戦者、我々の仲間内では最強の北山も敗れてしまったのだった。最強の北山でさえ、「掛け

させてもらった技」はすべて返され、最後はちび森のスローモーションを見ているかのような「超低速ジャ

ーマン・スープレックス」でフォールされたそうだ。

ところでちび森は着任してきた当時はゲイの俺にとってあまり気をひかれる存在ではなかった。それよりも

野球部でカッコよく、強い北山に夢中だったからかもしれない。

そんなちび森に一変して夢中になってしまうようになったのは体育の水泳の時間からである。ブーメランタ

イプの競パン一丁になったときのちび森の雄姿は今でも目に焼き付いている。体操で鍛えた逆三角形の見事

な裸体。特に力が必要とされている吊り輪が得意とあって、その上腕二頭筋と三頭筋、首から肩口までの僧帽

筋の盛り上がりはすごかった。こんなカッコよく逞しい体を生で見たのは生まれて初めてかもしれない。それ

以降、俺はちび森にプロレス技で痛めつけられることを想像してはオナニーをするようになった。

ちび森の怪力でかけられるベアハッグで息絶え絶えになり、軽々と抱え上げられボディースラムでマットに

たたきつけられる。二度、三度と引きずり起こされてはボディースラムでたたきつけられる。

そして半失神状態になり、無抵抗な俺はちび森の怪力で軽々と両肩の上に担ぎ上げられてアルゼンチンバッ

クブリカーで葬られる。俺はちび森の両肩の上で手足をバタバタさせながら悲鳴を上げ、ギブアップをし、

許しを乞うのだ。

ギブアップした後も休む間もなく、ちび森に引きずり起こされて、ブレンバスターそしてスープレックスで投

げまくられる。そしてフラフラになったところを、コブラツイスト、卍固めで悲鳴をあげさせられ、ギブアッ

プを連呼するも許してもらえず、最後は必殺技ジャーマン・スープレックスでフォールされる。ちび森の怪力

とスピードとテクニックの前になすすべもなく一方的に痛めつけられて敗れ去る自分を想像しては自慰に

ふけっていたのだ。

ちび森と対戦したい。対戦してちび森に技を掛けまくられたい。ちび森の怪力技でギブアップさせられたい。

ちび森のジャーマン・スープレックスでフォールされたい。俺がちび森に挑戦すればすぐにでも実現できたで

あろう。でも挑戦できなかった。なぜならちび森に技をかけられたら絶対に勃起してしまう。そして勃起した

俺のサオが体操服のジャージにテントを張る。そうすれば観戦している仲間たちは絶対に気が付くに決まっ

ている。ましてやちび森の十八番のアルゼンチンバックブリーカーを掛けられながら勃起してしまえば

ちび森の両肩の上でテントを張っている俺のジャージは際立って目につくだろう。絶対どんなことが

あっても対戦できなかった。

そんな理由でちび森との対戦にしり込みをしていたが、ある日、ちび森の体育の授業が少し早めに終わった

その時、ちび森から声を掛けられた。

「たかしは俺とプロレス対戦しないのか?どうした。怖気づいているのか?いっちょ、揉んでやろうか?」

なんとちび森が俺にプロレスごっこの対戦を誘ってきたのだった。

思いもよらないちび森からのプロレスごっこの誘いにどのようにリアクションしたらよいのか判断もできず、

俺はしばらく固まってしまい、沈黙の時間が過ぎた。

周りからは「さあ、タカシ行けよ。」「闘え、タカシ。」のヤジが飛び、その後は「タカシ、タカシ」のタカシ

コールが始まった。でも無理だ。絶対に無理だ。俺は両手を合わせ何度も「ごめんなさい、ごめんなさい」を

繰り返した。

「先生、俺がプロレス仲間で一番弱いこと知っているでしょ。俺が先生とやったら死んじゃいますよ。」

「心配しなくても大丈夫だよ。タカシが怪我しないように葬ってあげるから。」

ちび森の『怪我しないように葬る』この言葉を聞いただけで勃起しそうになってきた。

「でもごめんなさい。対戦できないです。」

最後はそうきっぱりと断ったのだ。そのとき

「先生、俺が挑戦しますよ。」という声が周りから聞こえた。なんとマサキが名乗りを上げたのだった。

親友のマサキが助け舟を入れてくれたのだ。

「マサキ、タカシの代わりにはお前が俺に葬られたいんだな。」

「先生、俺はそう簡単には葬られないですよ。今日は先生をギャフンって言わせてあげますよ。」

相変わらず大口たたきのマサキだが、俺の対戦拒否でどっちらけの雰囲気が漂い始めたこの場を救ってくれ

たのであった。

そしてタカシコールはマサキコールとなった。

体育館に敷かれたマットの上でちび森 VS マサキの60分3本勝負が始まったのであった。

お互い体操服のジャージの上を脱ぎ、上半身は裸で下半身だけジャージの姿になった。

裸になったちび森とマサキの上半身の筋肉の違いを見ればパワーの差は一目瞭然であった。

しかしその時、俺の目はちび森の下半身にくぎ付けであった。やや小さめの青いジャージがピッタリとフィッ

トしてその逞しい下半身のシルエットが見事に浮き彫りになっているからだ。逞しすぎる太ももや見事にヒ

ップアップしたプリケツが拝めた。そしてその股間の膨らみからは立派なサオの持ち主であることが想像出

来た。そのセクシーな下半身を眺めながら俺のサオがムクムクと大きくなり始めたのだった。

「カーン」ゴングの音で試合は始まった。レフェリーは久野、観戦している生徒はプロレス好き仲間含めて2

0人ほどであった。

二人はファイティングポースを取り、そして組み合った。バックを取り合う二人。オーソドックスな展

開だ。まずはマサキがちび森をヘッドロックで捕らえた。捉えた腕でちび森の頭を何度も捩じるように

締め上げる。ちび森がこらえる。

ここでちび森がバックからマサキを担ぎ上げる。一気に肩の上までマサキを担ぎ上げ、担ぎ上げたまま

マットの上を闊歩しはじめた。これはボブバックランドが得意技にしていたハイアングルアトミックドロッ

プだ。肩の上に抱え上げた相手の尾てい骨を膝の上に落とす技だ。普通にやれば尾てい骨が折れてしまう

ほどの大技だ。そして肩の上に抱えあがられた相手はいつ膝の上に落とされるか予想がつかない恐怖心に駆

られるのであった。

「マサキ、ここから膝の上に尾てい骨を落とされたくなかったらギブしろ。今のうちだぞ。」

「先生、いちいちうるせえんだよ。」

「先生に向かってうるせえだと。よーし。尾てい骨を叩き付けてやる。」

ちび森は高々と抱え上げたマサキの尾てい骨を膝の上に落とした。

もんどりうって転がりまくりケツを押えてうずくまるマサキ。なかなか役者だ。ちび森も思い切りたきつけた

ようで巧く手加減している。お互い「試合巧者」だ。

ちび森がケツを押えて苦しむマサキを引き起こそうとすると一瞬の隙をついてマサキがスモールパッケージ

ホ−ルドでちび森を丸め込む。カウント1で跳ね返すちび森。さらにマサキはちび森のバックを取り、うつ伏

せに押し倒し、脚を絡ませてリバースインディアンデスロックに捉えた。マサキのプロレステクニックも中々

のもので合った。1回2回と後ろに体を倒してちび森のふくらはぎを痛めつける。マサキの攻撃に耐えるちび

森、さらにマサキの攻撃が続く。ちび森がリバースインディアンをなんとか外して立ち上がったところを背後

から回り込んでコブラツストに捉えた。ちび森の体にマサキの体が絡みつく。コブラツイストを掛けられ苦

痛にゆがむちび森の顔。ちび森がピンチだ。しかしここも耐えたちび森は絡みついたマサキを腰に乗せて前方

に投げてコブラから脱出をした。この後も二人の一進一退の攻防が続いたが、しかし一瞬のことであった。ち

び森がマサキのバックを取った。ちび森の腕がマサキの胴体に巻かれた。伝家の宝刀、ジャーマン・スープレ

ックスがさく裂するのか?必死でその腕をほどき逃れようとじたばたするマサキ。しかしその怪力で力強く

巻かれた腕を振りほどくことはできなかった。

「ほら、行くぜ!」

ちび森は威勢よく掛け声をあげながらマサキの体を持ち上げゆっくりと後方へとブリッジを始めた。

ちび森にガッチリと抱えられながら弧を描くマサキの体。そしてちび森の頭がマットに着きブリッジが

完成した時、マサキの両肩もマットに着いた。両肩をマットに着けてエビのように丸まったマサキの体はしっ

かりとちび森の太く逞しい腕で締められ、身動き一つできなかった。

「ワン、ツー、スリー」

レフェリー久野のカウントが入った。

一本目はちび森が超低速ジャーマン・スープレックスでマサキを下した。

観戦していた生徒たちの感嘆の声を聴きながら、レフェリー久野に手を挙げられるちび森の雄姿。

強くて格好良かった。そしてブリッジをした時、スポットライトを当てられたように際立つちび森のジャージ

のもっこりとした膨らみを凝視しながら、勃起していた俺のサオがさらにガチガチに固くなっていった。

あの北山を破ったジャーマン・スープレックス。素人にかけるのは危険な技だが、ちび森は生徒に怪我をさせ

ないため超低速で弧を描きゆっくりと相手の方をマットにつけてフォールするのだ。

1本目は激しい一進一退の攻防が続いたが最後はちび森がジャーマン・スープレックスでフォール勝ちをして

先取した。

そして2本目が始まり、また二人が組み合い、技を掛けあう攻防が始まった。

しばらくすると、後がなくなったマサキがレフェリーの目を盗みジャージに隠し持ったボールペンでちび森

の額を責めた。マサキが得意の反則攻撃だ。

額を手で押さえてレフェリーにマサキの反則をアピールするちび森。

ちび森とレフェリーが向きあって問答を繰り返している時、背後から近寄ったマサキがちび森の急所に腕を

打ち付けた。ちび森が急所を押えながらうずくまった。

急所を押えてうずくまるちび森にマサキの容赦ないストンピング。

ちび森の様子が変だ。演技ではないのか?いやこれはマジで痛そうだ。苦痛で顔がゆがんでいる。ちび森が手

で待ったの合図をいている。

しかし、マサキはそれを無視してストンピング攻撃をやめない。

これは掟破りだ。こういう時は何か寝技掛けて相手が回復するまで時間稼ぎをするのがわが校のプロレスご

っこの掟だ。

ところがマサキはその掟を破って、待ったの合図をして苦しむちび森に本気の波状攻撃続けている。さらに

ストンピングからエルボードロップ、そして逆エビに持ち込もうとしている。まだ急所を押えて苦しむちび森。

ブレーキが壊れたマサキの行為は見ているこちらの方が心配になってきた。

急所の痛みをこらえながら必死に防戦するちび森と逆エビに持ち込もうとするマサキの攻防が続いた。

何とかちび森に勝ちたい気持ちなのだろうか?これはちょっとまずい。

しばらく攻防戦は続いたが、ちび森が痛みから回復した様だった。逆エビから逃れたちび森の目が少し怖い感

じがする。

ちび森は頭に血が上るタイプの人間ではない。温厚で落ち着いたタイプの人間だ。でも締めるところは

ちゃんと締めるのだ。だからいくら愛嬌があって親しみやすくて優しくてもちび森は生徒から馬鹿にされた

りすることもなく慕われ、敬意を払われているのだ。

俺はこのとき予感がした。「この後マサキはちび森にお灸をすえられるだろう。プロレス技でお仕置きをさ

れるだろう。」そしてこの予感は的中した。

回復したちび森がマサキを睨み付けながら指をぽきぽき鳴らし始めた。これはマジでやばい。

続く

忘れざる日々〜俺が愛した男たち〜 投稿者:たかし(5月8日(日)05時30分57秒)
第三弾 「忘れざる日々〜俺が愛した男たち〜」です。10年くらい前に投稿したのを
リメークしました。


「えっ、四国ですか?」俺は思わず聞きなおした。

四国松山営業所への転勤の内示が出た。入社以来20年近く東京本社に勤務し続け、課長とし

て部下12人を抱える課の責任者となっていた俺がなんと四国営業所への転勤だ。肩書きは所

長だが四国営業所長といっても部下は営業1人、業務1人しかいない。まあどう見ても左遷だっ

た。

ところでもう一つ辛い事が会った。俺はゲイでドMのプロレスフェチで、プロレス技をかけられ痛め

つけられることに喜びを感じる変態だった。ゲイのプロレスフェチ用対戦掲示板でドSの相手を見

つけて対戦して、プロレス技で甚振られて快感を味わっていたのだ。ただそれは東京という都会

だからこそできたことだと思う。。

「四国へ行けばそんなこともできなくなるなあ。」

色々な複雑な思いを胸にして四国営業所に赴任した。

その日初めて部下になる須藤さんという50過ぎの年配の女性業務と脇坂という入社3年目の男

性営業の二人に出会った。彼らは俺を温かく迎えてくれた。須藤さんは明るく楽しく、また面倒見

の良い方だった。そして脇坂はとにかくカッコいい男だった。180cm以上はある身長、スリムで

すらっとした身体、切れ長の目、筋の通った鼻、きりっとした口元、それこそ今まで目にした男の

中でも一番カッコいいといっても良いぐらいだった。

東京から心傷つき、何の希望もなく一人さびしくやってきた俺にとっては彼のようなイケメンを部

下にできることはせめてもの救いだった。

脇坂は仕事も良くでき、性格も純粋で素直で明るい奴だったので彼を好きになるのに大した時間
は必要なかった。そして俺はこの大好きな脇坂を部下として信頼し誠意ある態度で接したので彼

もまた俺のことを信頼し好きになってくれた様だった。

彼とは仕事が終わり飲みに行く機会も時々あったが、その時彼が言ってくれる「俺は所長が好

きです。所長についていきます。」という言葉は俺には嬉しく、しだいに彼の事を愛するようになっ

ていった。

そして7月半ばになると梅雨も明け、本格的な夏がおとずれる。

そのころには上司と部下でありながらお互い気を許した中で、何やら親友にも近い感情になって

きたようにも思えた。仕事帰り以外のプライベートでもたまに飲みに行くこともあった。ある夏の猛

暑日に二人でビアガーデンに行った日のことである。彼はTシャツと短パンでやってきた。その時

初めて脇坂の鍛え上げられた逞しい肉体に気が付いた。スーツ姿の彼はスリムで華奢という印

象であったが、とんでもない。Tシャツの袖から出た腕は太く、筋肉の盛り上がりが一目でわか

った。胸の筋肉もすごかった。

「脇坂って、すごいマッチョなんだね。」

「俺って華奢に見られるんだけど、以外に筋肉あるんですよ。中学高校と野球で筋トレ結構やっ

ていたし、大学でも筋トレ続けていたし、今も筋トレしてるんですよ。。腕なんかこんなに太いんで

すよ。」そう言うと

彼は右腕に力コブを作った。

「すげえ!ポパイみたい。」

脇坂の上腕二頭筋の盛り上がりに俺は興奮していた。もっと脇坂の肉体を知りたい。

「胸とかもすごいの?」

「結構胸とかも筋肉付いているし、腹筋も割れているし。」

そう言いながら彼はTシャツをめくり上げ自分の6つに割れた腹筋や大胸筋を俺に見せた。ほれ

ぼれするような脇坂の逞しい肉体を見て俺の感情は単なる部下として好きだという感情から

強い男として好きだという感情に変わってしまった。つまりは俺をプロレス技で痛めつけてくれる

強くて逞しい男として脇坂をイメージし始めたのだ。もはや少年のころから続くこの病的妄想は何

歳になっても治らないのであろう。

その日から脇坂の筋肉もりもりの腕でベアハッグをかけられぐいぐい締め上げられて悶絶させら

れ、抱えあげられてバックブリーカーで背骨を痛めつけられ、ギブアップを連呼する、そんな俺の

姿を想像したのだ。

できるはずもないと分かっていたが、それでも彼とプロレスごっこがしたいという思いは日増しに

つのり、毎日のように彼にプロレス技で痛めつけられる自分を想像しては自慰にふけった。実際

脇坂がプロレス技を知っているのかを知るよしもなかったし、そんな話題を出すチャンスさえなか

ったが、しかし間もなくその夢でしか起りそうにないようなことが本当に実現した。

ある日、彼が俺の一人住まいのマンションに遊びにやってきた。たまには俺の家で飲もうかなん

て言っていた話が実現したわけだったが、遊びにきた彼が、目ざとく見つけたのが、机の上にお

いてあった二つの全く同じタイプの電子辞書だった。

「所長、なんで同じ電子辞書を2個も持っているんですか?」

「いやたまたま自分で一個買ったら、友人に同じものを貰っちゃたんだ。」

「それは良かった。俺、まえから電子辞書ほしかったんですよ。じゃ一個俺にくださいよ。」

俺は別にあげても良かったが勿体ぶって

「何が良かっただよ。お前にやるなんてまだ一言も言ってないぞ。」

「でも2個も使わないでしょ。所長下さいよ。良いでしょ。くれないなら力づくで取っちゃいますよ。」

「力づくって取るってなんだよ。そんなこと言うんだったら、俺と勝負して勝ったらあげるよ。」

「勝負って何の勝負ですか?」

「男が勝負といったら決闘に決まっているだろ?」

「決闘ってなんの決闘をするんですか?」

「決闘と言ったら格闘に決まってるだろう。だって俺から力づくで取るんだろう?」

「所長、何か格闘技やっているんですか?」

「俺は子供のころからプロレスだよ」

「プロレス?えっプロレスごっこですか?はははは....(笑い)所長何歳ですか?それに

 プロレスごっこなら俺、めちゃ強いですよ。もしやったって所長は俺には全然歯が立たない と

思いますよ。」

「えっお前プロレス知っているの。言っとくけど俺は年季がはいっているんだぜ。大口をたたいて

いると恥かくぜ。」

「まあどうでもいいですけど、本当に俺が勝ったらその電子辞書くれるんですか?」

「間違いなくあげるよ。まあ勝ったらの話だけど。」

「それじゃ。やってもいいすよ。本当にいいんですね。力づくで取っちゃいますよ。」

ついに俺は脇坂とプロレスごっこをすることになったのだ。こんなにスムーズに行くとは思ってい

なかった。夢のようだ。いや夢じゃない。現実だ


「所長、さあ始めますよ」 

ノリのいい脇坂の挑発で対戦が始まった。

脇坂は俺と組み合うとすぐさまそのすばやい動きで、あっという間に俺の胴体に手を回す。

そして俺の体を自分の体に引き付けるようにしてその筋肉隆々の腕で胴体を絞め上げてきた。

さらに自分の脚を俺の足首に掛け、ロックして動けなくしてから、絞め上げながらさばおりで

俺の体を押し倒し揺さぶり始めた。脇坂の怪力ベアハッグとさば折りの複合技だった。

「ああああ苦しい ギブアップ、ギブアップ」

彼の筋肉隆々の両腕で絞め上げられ体は頭が床につきそうなくらいまで反りかえらされた俺は、

必死で何度も彼の背中をタップしながらギブアップした。多分始まって10秒も経ってないだろう。

秒殺だった。

信じられないほど強い!とてつもなく強い!脇坂のあまりの強さに一瞬呆然としてしまった。彼に

絞め上げられた時、身動き一つ取れず、抵抗することもできなかった。ものすごい力だった。彼は

技を解くとちょっと誇らしげに

「だから俺には歯が立たないって言ったでしょ。俺は強いんですよ。じゃこの電子辞書 もらいま

すよ。」

俺はせっかく掴んだ脇坂とのプロレスごっこのチャンスをこんな簡単に終わらしたくはなかった。

「いや、ちょっと待ってくれよ。今は俺が油断したんだよ。本当はこんなんじゃないんだよ。 もう一

回だけやってくれよ。」

「所長、だめですよ。油断したって負けは負けですから。男らしくないですよ。」

「わかった。電子辞書はあげるから。もう一回だけ勝負してよ。今度は俺が勝つから。」

「本気で俺に勝てると思ってるんですか?もう一回やってもいいですけど、何回やっても俺には勝

てないですよ。」

「生意気な奴だな。一回勝ったぐらいで。その鼻柱へし折ってやるぞ。」

俺は先手必勝。速攻で仕掛けた。しかし脇坂はいとも簡単に俺をがっちりと捕まえて身動きでき

なくすると俺の体を釣り上げるように床に投げ、そのまま寝技に入って腕ひしぎ逆十字を決めた。

脇坂に完璧に逆十字を決められては逃れるすべはなかった。

「俺に腕折られたくなければギブアップしてください。」

「畜生!」

「畜生?じゃあ腕を折っちゃいますよ。」

「ああやめてくれ。ギブアップだ。」

逆十字から俺を解放した脇坂は得意げに言った。

「所長。俺の鼻柱折るんじゃなかったんですか。でも俺の強さがよくわかったでしょう。 何回

やっても俺には勝てないですよ。」

いやまだ終われなかった。俺は脇坂にもっと痛めつけられたかった。完膚なきまで痛めつけられ

たかった。

逆十字でギブアップをし、仰向けのまま戦意喪失のふりをして俺は隙を見て、いきなり脇坂の片

脚にタックルを仕掛けた。

「脇坂、俺はまだ負けたとは思ってないからな。勝負はこれからだ。」

俺のタックルに脇坂はビクともしないそして上から俺の体を抱えあげ仰向けに肩口に担ぎあげ

た。これぞ怪力レスラーの得意技、カナディアンバックブリカーだ。



「所長もあきらめの悪い人ですね。痛い目見ないとわかんないみたいですね。俺のカナディアン

バックブリーカーは痛いですよ。泣かしてあげましょうか。」

脇坂は俺のアゴに両手をかけて揺さぶりながら俺の背骨をきしませ始めた。

「ああ痛い。痛い。まいった。まいりました。」

「所長、ギブアップですか?」

「ギブアップ。ギブアップだって!」

「所長、俺が技を解いたら、どうせまた隙みて飛びかかってくるんでしょ。」

「俺はそんな卑怯なことしないって。」

「さっきやったじゃないですか。信用できないなあ。もうちょい痛めつけてあげますよ。」

さらなる揺さぶりに俺は悲鳴を上げた。

「ギブアップ、ギブアップ!」

「所長、もう俺に歯向かわないですか?」

「もう歯向かわないって。何回ギブしたら許してもらえるんだ。」

「所長が何回負けても俺にしつこく挑んでくるからですよ、もっと痛くしようかな。」

脇坂は今度は俺の顎にかけた片方の手を俺の股の付け根に移し替えてロックした後、俺の体を

肩を支点に弓矢のように反らし始めた。

顎と股の付け根をロックされて身動きも取れず、弓矢のように反らされた俺はあまりの痛さに

絶叫した。

「痛い、痛い、助けて、許して、もう絶対歯向かわないです。」

「本当に歯向かわないですか」

「もう歯向かわないから、もう助けてよ。」

「まあじゃ許してあげますよ」

脇坂は俺を技から解放するとゆっくりと肩口から俺を下した。

脇坂にさんざんに背骨を痛めつけられダメージを負った俺は床の上で横たわったまま立ち上が

れず、うめき声を上げていた。

「背骨が痛い。脇坂が手加減してくれないから痛い。痛い。」

心配した脇坂が様子をうかがいに俺の横に来た瞬間、俺は脇坂の胴体を脚で絞め上げた。

「所長、やっぱりやると思った。懲りない人ですよね。」

「何が懲りないだ。さんざん俺を痛めつけやがって。今度は俺の番だからな。俺の本格的な胴絞

めでギブアップさせてやる。言っとくけど、さっき余りの痛さに助けてとか許してとか言ったけど俺

の本心じゃないからな。俺はお前に助けてほしいとも許してほしいともこれっぽっちも思ってない

から。」

俺は脚に渾身の力を込めて脇坂の体を絞め上げた。しかし脇坂は絞め上げた俺の脚の間に腕

をねじ込むとその怪力で俺の脚をこじ開けてはずしてしまった。恐ろしい力だ。

「俺と所長じゃ力が違いすぎますよ。今度は俺の番ですよ。」

さすがに脇坂の怪力に恐れをなした俺はとっさに逃げようとしたが脇坂の動きは速く、彼に捕ま

えられると軽々と持ち上げられ、床に落とされた後、脚で胴体を絞め上げられた。脇坂のその筋

肉で胴絞めは強烈だった。脇坂が少し力を入れて絞めるだけで息ができなくなるほど苦しくなり、

意識が薄れてくる。そうすると落ちるのが怖くてタップするしかなかった。

意識が薄れてきた俺は必死でタップをしながら絞り出すような声でギブアップを連呼した。

「所長、もうギプアップは認めないですよ。」

脇坂は俺を胴絞めで絞め上げながら、右手で俺の頭蓋骨を鷲掴みにしてアイアンクローを

かけてきた。胴絞めとアイアンクローの複合技。おそらく並みの人間に掛けられたなら耐えれる

はずのこの技も脇坂の人並外れた力で掛けられると人間が耐えれるはずがないくらいの拷問技

になってしまうのだ。頭が割れてしまいそうな痛みと息ができない苦しさで必死でタップしてギブア

ップを連呼した。

「ギブアップ、ギブアップ、ギブアップ。」

「今度ばかりはもう容赦しないですよ。」

「ごめんなさい。助けて、ゆるして。」

「だって俺に助けてほしいとも許してほしいとも思っていないでしょ。」

脇坂はジワリジワリとさらに力を入れる。

「痛い痛いって。苦しいって。もう死ぬ。本当に死ぬ。さっきは嘘です。こころから助けてほしいと思

ってます。」

「所長はもう信用できないからなあ。もう絶対に許さないです。もう二度と俺に歯向かおうなんて思

わないくらいまで痛めつけてあげますよ。」

脇坂の脚はさらに俺の胴体を絞り上げ、さらに握力を加えてアイアンクローで頭を締め上げる。

俺は悲鳴を上げながら許しを乞うが、しばらくの間この生き地獄の状態で痛め続けられた。そして

やっと解放されたかと思うと次の拷問が始まった。

脇坂は俺の背中に馬乗りになると、俺の両腕をロックしてキャメルクラッチの体勢で俺の体を反り

上げた。さらに背後から俺の首に腕を巻き付けて絞め上げた。キャメルスリーパーだ。
脇坂の怪力で掛けられるキャメルスリーパーは大の男一人簡単に殺せるくらいの強烈さで

あった。脇坂に殺される。

「もう死ぬって。殺される。脇坂に素手で殺される。」

「所長、大丈夫ですよ。まだしゃべれるじゃないですか。」

「いや声も出なくなってきた。俺が死んでもいいですか?」

「大丈夫ですよ。俺、所長を殺したりしないですから。半殺しにはするかもしれないけど。」

「可愛い顔して心は悪魔だな。本当に悪魔みたいなやつだ」

「俺が悪魔ですか。所長、そういうことを言うんですね。」

「いや、嘘です。嘘だって。」

「もう遅いです。」

脇坂の次の拷問技はテキサスクローバーホールドだった。よくこんな技を知っているもんだ。両脚

を四の字に決められてさらに逆エビで背骨を痛めつけられる。四の字地獄と背骨折り地獄の複

合技、掛けられれば即ギブアップのこの拷問技を脇坂は俺に一分近くかけ続けた。

「もう許してくれ。脇坂お願いだから。もうこれ以上やったら俺本当に泣くから。

 俺が泣いてもいいんですか。」

「ちょうど良かった。俺、所長が涙流して泣くの一度見たかったんですよ。」

「もうゆるしてださい、許してくれたらお前に歯向かったことひれ伏して謝るから。」

「いやまだ許せないです。もっと痛い技掛けたげますよ。」

脇坂はその技を解くと、すでに次の拷問技を掛けてきた。これは脇坂のプロレス拷問技フルコー

スだったのだ。

彼はうつ伏せ状態の俺に覆いかぶさるようにして上からコントロールしながら必死で逃れようとす

る俺の体の一つ一つを順番に決めてかかった。もはや抵抗することも絶望的だった。レスリング

の股裂きのように左脚を刈られ、顔をフェースロックされ腕を決められた。

腕、脚全ての自由を奪われ、上半身はねじ切られるようにして反り上げられ、下半身は股を裂か

れる。人間が人間をこんな風に痛めつけて良いのかというぐらいエグい超拷問技だ。

「これは俺のオリジナル技、脇坂スペシャルです。超痛いっすよ。」

脇坂が本気で力を加えれば、この技で俺は体中の骨がバラバラにされてしまうだろう。一体

体のどこが痛いかわからないくらい体中のすべてに激痛が走った。股は裂かれ、フェースロック

で頭、首を痛めつけられ、はさらにグランドコブラばりに体は捩じられあばら骨がきしんでくる。

「ギブアップ、ギブアップ。これが脇坂の強さ。強いなんてもんじゃない。あまりにも強すぎる。
思い知ったから許してくれ。」

「やっと思い知りましたか。これでもまだ力半分くらいですよ。もっと力入れると本当に死にそうな

位痛いっすよ。やってみましょうか?」

「やややめてくれ。お願いだからやめてくれ」

「やってほしいですか?」

「本当にもう逆らわない。だから許して。」

「じゃこのくらいで許してあげますよ。」

脇坂は技を解き俺を解放した。脇坂との初めてのプロレスごっこが終わった。完膚なきまで痛め

つけられた。今日は本当に良かった。

実は脇坂は格闘技が好きだった。プロレスから総合格闘技まで見るのもやるのも好きだったの

だ。小学校から大学までプロレス好き仲間とよくやっていたらしい。

「俺、負けたことないですよ。所長みたいに負けず嫌いで何回負けてもしつこく挑んでくる奴いる

んですけど、そういう時は、どうやっても俺にはかなわない、二度と歯向かわないってまでプロレ

ス技で拷問して思い知らせてやるんですよ。」

「脇坂って結構性格悪いよな!今日思い知ったよ。よくも俺みたいな、か弱い中年をプロレス技で

拷問してくれたよな。こんなことして心が痛まないのか?」

「ははは…(笑)所長って面白いですね。そういう所長が大好きですよ。俺はプロレスごっこで誰が

相手でも手加減しないですよ。相手が怪我しないように全力でガチでやるから面白いんですよ。」

脇坂の屈託のない笑顔に吸い込まれそうだった。脇坂が好きだ。好きで好きでたまらなかった。

脇坂とはその後も3回プロレスごっこをした。いつも晩飯を賭けてやったので勝つのがわかってる

脇坂は喜んでやった。4回目のプロレスごっこが一番興奮した。なぜならプールで泳いだ後水着

を着たままやったからだ。脇坂は期待したビキニタイプの競泳パンツではなくスパッツタイプだっ

たが、脇坂のマッチョな体を目の当たりにし、そして初めてスパッツにかたどられる彼の股間のふ

くらみを見た。広い場所でさらにやわらかいマットの上でやったので、脇坂はうれしくて子供のよう

にはしゃいでいた。この日は「所長に俺の怪力を見せつけてやりますよ。」と言ってボディスラム、

デッドリードライブ、俺の体を軽々と持ち上げてはマットに落とした。圧巻はゴリラプレス。頭上

高々と俺をリフトアップしそこからマットに落とした。俺は脇坂のロードウォーリアーズばりの怪力

に、あらためて惚れ直してしまった。しかしこれが脇坂との最後のプロレスごっこになった。

 俺が四国来て1年後、脇坂に東京への転勤の内示が出た。100年に一度といわれる不況に入

り込み四国営業所の業績も急速に悪化したための人員の削減だった。とにかくショックだった。上

司として内示を彼に伝えたがその時の脇坂の表情は今でも忘れない。あれだけ東京に戻りたが

っていた脇坂がショックを受けた表情だった。彼が俺や須藤さんと別れるのはつらいと言ってくれ

たことで少しは心が救われた気がした。 脇坂の四国営業所での勤務の最後の日、仕事を終え

た脇坂は俺と須藤さんに最後の挨拶をした。挨拶をする彼の目に涙があふれ頬をつたわり始め

た。須藤さんはボロボロと泣いていた。3年間わが息子のように可愛がってきた脇坂と別れるの

は須藤さんが一番つらかったのかもしれない。

俺は泣けなかった。上司として最後は気丈な自分を見せたかった。「東京でもがんばれよ。」

そんな言葉を投げかけるので精いっぱいだった。そして脇坂は四国営業所を後にし、東京

へと旅立った。

翌日、俺はいつものように始業1時間前の朝8時出社する。しばらくすると元気な声で「おはよう

ございます。」と言って入ってくる脇坂の姿はもうない。須藤さんと二人きりの事務所。まるで太陽

を失ったかのような寂しさ。でもやるしかない。一年前落ち込んでここにやってきた俺を支えてくれ

た脇坂や須藤さんのためにも。その日、自分のマンションに帰って一人酒を飲んだ。ロックのウイ

スキーグラスを手にこの一年を思い出しながら飲み続けた。脇坂と仕事をした日々、酒を飲み語

り合った日々、プロレスごっこをした日々、脇坂と過ごした楽しかった日々。その「忘れざる日々」

を思い出しながら次第に酔いは深まり、そして眠りについた。

〜終わり〜


エロレスハイ 投稿者:たかし(5月7日(土)22時21分40秒)
第二弾の「エロレスハイ」です。


俺の名はダイキ。男にしか興味のない真正のゲイだ。俺のプロフィールを紹介する

ぜ!セックスポジションはタチ。そしてドS。年上のオヤジが好きだ。身長176cm 体重

84kg 年は25歳。 顔は童顔で少年っぽく、周りからは「可愛い顔をしている」といわれ

るが、肉体は週に5日はジムで鍛えまくっているゴリマッチョでベンチプレス150kgを挙

げる怪力男子だ。そしてこの鍛えあげられた体と怪力でオヤジをレイプして犯すのが趣

味だ。ただしウケのオヤジには興味はない。俺が犯したいのはタチのオヤジだ。なぜっ

て?まさか自分が犯されるとは夢にも思っていないオヤジをレイプして犯すのが快感

だからだ。たいがいのオヤジたちは「話が違うじゃないか!」とか「約束が違うだろ!」と

かほざいて抵抗しまくるが、俺のこの鍛え上げられた体と怪力で痛めつけ屈服させて、

最後はネコのように従順にさせてから犯してやるのだ。

今日も某掲示板でオヤジをゲット。「ドMのマッチョ。年配の方に掘られたいです。」

この募集文句でいつも簡単にゲットできる。若いマッチョを掘りたいオヤジは山ほどい

るからだ。

夕刻ラブホテルで待ち合わせをした。やってきたのは筋肉質でなかなかイケてるオ

ヤジだった。年齢は53歳という事だが。見た感じは40代半ばに見える。「今日の獲

物は極上だ。」ウキウキしてきた。

早速、シャワーを浴びて一服したところで、単刀直入「さあ掘らしてもらいますよ。」

いつもいきなりこのように切り出してやるのだ。

一瞬、「ええ・・・」って驚きながら、間髪入れず

「何を言っているのだ。掘るのは俺だぜ。ふざけんなよ!」

今日の親父は威勢よく、俺に盾突いてきた。

良いリアクションだ。こういう反抗的なオヤジは完膚なきまで痛めつけて、最後は涙目

で自ら俺のものになると言わせてやる。楽しみだ。

まずは今日のために穿いてきたきわどいビキニ風タイプの競パン一丁になって、俺

のボディビルダー並みに鍛え上げられた体を披露してやる。筋肉が盛り上がる上腕二

頭筋を見せながら「さあ楽しませてもらいますよ。」って宣戦布告をしてやる。これより

俺のレイププレイが始まるのだ。

俺は獲物を狙う野獣のように構えながら、オヤジとの間合いをじわじわ詰めながら、

部屋の隅へと追い込んでいく。逃げ場がなくなったオヤジはどうしたら良いのか判断で

きなくなったのか、俺に掴みかかってきた。

しかし俺の鍛え上げられた体の前では筋肉質のオヤジだろうが、か弱い女のように非

力であった。俺はオヤジをレイプするために日々、体を鍛えているのだ。オヤジを簡単

に仰向けに倒して、馬乗りになって両脚で腕ごと体をロックし身動きできなくしてやった。

これでオヤジはまさにまな板の上のコイだ。俺になすがままに甚振られるのだ。どうや

って甚振るかって?

プロレス技、いや正しく表現すればエロレス技だ。俺はオヤジをエロく、屈辱的に甚振り、

痛めつけるためのエロレス技を日々探求してきたのだ。

まずは手始めにコブラクロー&乳首責めだ。オヤジののど仏を右手の親指と人差し

指で掴んで頸動脈を圧迫しながら左手で乳首を責め立てる複合技だ。

最初はソフトに単なるエロいカラミだと思わせながら一気に強く絞め上げさらに乳首を

ひきちぎらんばかりにつまみ上げて、痛みと苦しみを与えてやるのだ。

悲鳴を上げながらも口だけは反抗的なオヤジで絞め上げられながらも「やめろ。」「ふ

ざけんな。」と声をしぼり上げて連呼している。こういう反抗的なオヤジは虐め買いがあ

る。豊富なエロレスバリエーションで甚振ってやるぜ。

次のエロレス技はアイアンクロー&急所責めの複合技だ。

右手でオヤジの頭蓋骨を左手は急所を鷲掴みにしてしぼり上げてやるのだ。

「俺の握力は90あるんだぜ。頭蓋骨陥没させてやろうか?それとも金玉握りつぶして

やろうか?今日から俺の女になるんだから必要ねえだろう。」

たいがいのオヤジはこの技で反抗的な態度は消えてなくなっていき「許してください!

ごめんなさい!」を連呼し始める。

今日のオヤジも同様であった。

「もうお願いです。許してください。」

先程まで反抗的なオヤジの態度は消え去っている。俺のあまりの強さの前に恐怖心が

芽生え始めてきたのだろう。

涙目で許しを請うオヤジの姿はいとおしく可愛い。もっと虐めてやりたくなる。

ラブホテルの一室で始まったレイププレイはまだ始まったばかりである。やめるわけが

ねえだろう。まだまだ甚振ってやる。ところで俺はオヤジが苦しむ姿を見られるようにい

つも鏡があるラブホを選定している。今日の部屋もベッドの壁側に大きな鏡が設置され

てあった。そしてその鏡の前で俺のエロレス技でもがき苦しむオヤジの姿を見て、さら

にハイテンションになっていくのだ。まさに“エロレスハイ”だ。

仰向けのまま完全に戦意喪失になったオヤジを今度は引きずり起こして無理やり立た

せて拷問コブラツイストだ。俺のコブラツイストはマジで痛いぜ。オヤジの左脚をしっか

りロックし、両腕でオヤジ体をホールドして密着させ反らせながら捩じ上げてやるとあり

えないような悲鳴を上げ始めた。

「ぎゃああああああああ....痛い痛い許して許して。」

鏡の前でオヤジは泣かんばかりに悲鳴を上げてもがき苦しんでいる。」

「許してほしいか?だめだ許してやらねえ。もっと痛めつけたやる。」

「お願いです、許して、だいきくん可愛い顔してこんな悪魔みたいなことしないで。」

「誰が悪魔だって?もう許してやらねえ。お仕置きしてやる。」

「ごめんなさい。ごめんなさい。これ以上やられたら死んじゃう。殺さないで!」

遂に命乞いを始めたオヤジ。

可愛い、可愛すぎる。可愛すぎてもっと虐めたい。

「このまま金玉もつぶしてやる。」

拷問コブラを掛けながら股の後ろから金玉を掴んで絞り上げてやる。

オヤジは絶叫しながら悲鳴をあげ「許してください、ごめんなさい」を連呼していた。

そして次第に口から泡を吹きだし始めた。

そろそろ拷問コブラからは許してやるか。

“エロレスハイ”のもりあがりは極限まで達してきた。

オヤジを拷問コブラから解放してやると、アルゼンチンバックブリーカーを掛けたくなっ

てきた。もはやフラフラになって立っているがやっとといったオヤジを軽々と両肩の上に

仰向けに担ぎ上げてやり、顎と股間の付け根をしっかり両手でつかんで両肩の上でが

っちり身動きできなくしから、背骨をへし折るように痛めつけてやるのだ。

鏡の前で俺に無残にもアルゼンチンバックブリーカーで捕らえられた哀れなオヤジの

姿を見せつけてやるのだ。

「俺みたいな若造にこんな屈辱的な目に合わされて悔しいですか。でも若いとか関係

ないですよ。強い男の前には弱い男はどうすることもできず、屈服して従うしかないん

ですよ。さあもっと痛めつけてあげますよ。」

鏡に前でオヤジの体をぐいぐいと反らせて背骨を痛めつけてやると、完全に憔悴しきっ

たオヤジは力のないうめき声で命乞いを始めた。

「命だけは助けて。もうやめて。」

「半殺しにするだけで殺したりはしないよ。」

そういって安心させてあげて、股間の付け根を掴んでいた手でオヤジの金玉を鷲掴み

にして握りつぶさんばかりに力を入れてやると断末魔の叫びのようなオヤジの悲鳴が

聞こえる。

「許してほしいか?」

「ダイキ様もう本当に許して下さい。お願いです。」

「じゃあ俺の従順なネコになるか。」

「ダイキ様の従順なネコになるからどうか許してください。」

「よしそれじゃネコのように鳴け。」

「私はダイキ様のネコです。ニャオ〜ニャオ〜」

「よし良い子だ。じゃあ俺のチンポしゃぶれ。」

「ダイキ様しゃぶります。しゃぶるから許してください。」

オヤジはついに俺の従順なネコへと化していた。

競パンを脱ぎ、“エロレスハイ”の興奮で勃起した俺のチンポをオヤジは俺の前にひざ

まずき必死でしゃぶり始めた。

そのひたむきに俺のチンポをしゃぶるオヤジの姿はまじで可愛い。可愛いからまた虐

めたくなる。

「精魂こめてしゃぶってないな。やっぱり許してやらねえ。お仕置きをしてやる。」

またエロレス技で虐めるためにあえてイチャモンをつけてやる

「ダイキ様、精魂込めてしゃぶるからどうか許してください」を連呼するオヤジをまたエ

ロレス技で痛めつけるのだ。

もはや恐怖でオシッコがちびる寸前のオヤジを必殺技ダイキスペシャルで甚振ってや

る。ダイキスペシャルはインディアンデスロックから鎌固めに移行する技の変形で

脚はリバースインデアンデスロックで動けなくして、裏返して体を反らせ上げて背骨を

痛めつけながら上半身はチキンウィングフェースロックで痛めつける拷問度の高い

複合技だ。この技で何人ものオヤジを本当に泣かせてきたのだ。

今日のオヤジもこの超拷問技を掛けられついに泣き出した。

「もう一度チャンスをやる。精魂込めてしゃぶるか?」

「しゃぶります。しゃぶります。だからもう拷問はやめて!」

「よし許してやる。ちゃんと精魂込めてしゃぶれよ。」

涙を流して許しを請うオヤジをダイキスペシャルから解放してやった。

オヤジはすぐさま俺のチンポにしゃぶりつくと一心不乱にしゃぶり始めた。必死に

舌を使い、オレの亀頭から裏側から玉までを休む間もなくしゃぶり続けた。

そろそろぶち込みたくなってきた。

「チンポ欲しいか?」

「欲しいです。ダイキ様」

「じゃあチンポ下さいって言え。」

「お願いです。チンポ下さい。ダイキ様」

完全に俺の従順なネコになったオヤジを俺は掘り倒した。

普段ウケになれてないオヤジは俺のデカマラで突かれて絶叫していた。

「もう許して、やめて」絶叫するオヤジを俺は容赦なく突きまくった。

そう簡単には出さない。突いて突いて、突きまくりバックから正常位と体勢を変えながら

突きまくった。俺がイッタ時には、とうとうオヤジは半失神状態でトコロテンしていた。

そしてこの超ドSでサイコパス的なエロレスレイプのエジキになったオヤジは誰もが最

後は身も心も俺のものになるのだった。

俺に完膚なきまで痛めつけられ犯された後は自ら俺の腕の中に身を寄せ抱かれるの

であった。男は男の強さにあこがれ陶酔するものなのだ。そして今まで虐め甚振ってき

たオヤジを今度は優しく愛撫して抱いてやる。

「俺が好きか?またエロレス技で虐められたいか?」

「好きです。ダイキ様のように強い男が好きです。たまらなく好きです。

またエロレス技で虐めて下さい。」

エロレスでオヤジを痛めつけ、虐め、そして俺の従順なネコにする快感。

“エロレスハイ”は俺の生きがいかもしれない。




格闘技プレイ〜甘く切ない香り〜 投稿者:たかし(5月7日(土)22時13分07秒)
過去に投稿した小説をリニューアルして復刻盤として投稿することにしました。
全て駄作ですが興味があられる方は読んでいただければと思います。
第一弾は15年ほど前に投稿した格闘技プレイ〜甘く切ない香りです〜


「やっぱり、返事が来ないか!」  

『俺はSのバリタチの野郎系、25歳、175cm76kg 筋肉質で技を掛けるのが大好き!

技を掛けられたいマッチョなM野郎を募集!』

掲示板で見つけたこの相手に対戦希望のメールを送ってみたのだ。

ドMで技を掛けられて苛められるのが大好きな俺は対戦掲示板でドS野郎を見つけ

ては対戦希望のメールをしていた。ぜひ対戦して、滅茶苦茶に甚振られたかったのだ

が、俺は彼の好みのタイプではなかったようだ。

俺の体形はマッチョではなかったけど、水泳で鍛えた体は40を過ぎても締まっていて

腹筋、胸筋もあり、多少は自分の体に自信はあった。そこで自分の体画像を送って返

信を待っていたのだが、連絡は来なかった。

俺が求める相手はハンサム、マッチョ、ドSでプロレス技で虐めてくれる奴、しかしそん

な相手は滅多にいないし、いても今日のように相手にしてもらえないことが多かった。

結局は自分のスペック相応の相手しかみつからないものなのだ。身の程を知らなけ

ればならない。それゆえ心底欲求が満たされることは中々難しいことであった。  

「あ〜あ、筋肉質なイケメン野郎にプロレス技で滅茶苦茶に苛められたい!」  

こんなとき俺の欲求を満たすための相手は「格闘技プレーヤー」だった。

「格闘技プレーヤー」それは格闘技プレイのできる売専ボーイのことである。 


もともと男をプロレス技や格闘技の技で虐めたり、痛めつけるような専門のSM系の

店は存在しない。そこで自分の欲求を満たしたいドMのプロレスフェチたちは売専の

ボーイ達にそれを求めたのであった。レスリングや柔道といった格闘技経験者のボー

イ達が彼らに指名され、格闘技プレイを求められた。やがて格闘技プレイができる売

り専ボーイの掲示板ができ、そこで情報のやり取りが行われた。そして格闘技プレイ

のできるボーイ達は格闘技プレーヤーと呼ばれるようになり、とうとう格闘技プレーヤ

ーのランキングまで作られるようになった。  

対戦希望の相手にふられた俺は今日、自分の欲求を満たすため総合ランキング3位

の格闘技プレーヤーである怜治を指名したのだ。  

怜治のプロフィールは身長172cm、体重64kg 柔道経験者。細身ながら筋肉質で均

整の取れた美しい肉体を持ち、涼しげなイケメン顔をした好青年。中学から大学まで

柔道をやっていた強者で、絞め技、寝技は強烈であった。 

怜治とプレイをするのは4回目で、勝手知った相手である。怜治は俺がどうすれば喜

びを感じるかを熟知していて、こちらの要求を忠実にまたリアルにプレイしてくれる有

能な格闘技プレーヤーであった。

シチュエーションは先輩の俺が後輩の怜治に絞め技、寝技、プロレス技で甚振られ、

虐められ最後は犯されるといった内容だ。 

俺が先に入ったラブホテルに彼がやってきた。
さっそく二人はシャワーを浴び、そして競パンに着替える。競パン一枚で俺の目の前

に立った怜治の姿はとてもセクシーだ。小顔で均整の取れた美しい肉体と涼しく優し

そうな雰囲気をしたハンサムなフェイス。彼のドSなプレイとフェイスとのギャップがま

た俺を興奮させてくれるのだ。

早速に二人はプレイを始める。いきなり怜治が抱き着いてきて、俺の耳元でこのよう

に囁く。

「 俺、先輩を犯したいです。俺と戦って負けたら俺の性の奴隷になってもらいます

よ。いいですか。」

「怜治、でもお前が負けたら俺の性の奴隷だぞ。いいんだな」

「先輩、いいですよ。万が一、俺が負けたら先輩の性の奴隷になりますよ。」 

二人のこの会話で彼との格闘技プレイが始まるのだった。

ところで彼にはガチンコで挑んで良かった。柔道経験者で相当な強者である怜治にと

って俺なんか赤子の手をひねるようなものだったからだ。以前、怜治に「タカシさんな

ら1分あれば殺せますよ。」と豪語されたことがあるが、おそらく彼がちょっと本気を出

せば「俺は一捻りであの世に送られてしまうであろう。」そう感じさえられるくらいに怜

治は強かった。

「よおし!倒してやる!」抱きついてきた怜治と組みあいながら、彼を倒そうとしたが

全くびくともしない。怜治はその強い握力で俺の両腕をしっかりと掴み、その掴んだ両

腕を釣り上げると俺の足を払って腰に乗せて床に投げ飛ばした。絵にかいたような払

い腰だ。俺は床の上に無抵抗の人形のように転がされたのだが、その後は間髪入れ

ず引き起こされて背負い投げで床に投げつけられ、さらに引き起こされては肩車で再

び床に投げつけられた。俺は怜治の投げ技の前に無力で、なすすべもなく投げられ

続けたのだが、もし怜治が本気で俺を床に叩き付ければ、この三連続の投げ技で俺

は息が絶えていだであろう。「1分あれば殺せます。」と言っていたとおり、怜治がちょ

っと本気を出せば俺は本当に殺される。プレイが始まると同時に怜治のその強さに興

奮し、快感を覚えるのであった。

 「先輩、もっと投げられたいですか?それとも寝技、絞め技で苦しめられたいです

か?お好きなようにたっぷりと時間をかけて甚振ってあげますよ!」 

「うるさい。後輩のくせして生意気なんだよ。このうすらトンカチ。」

「なんだ。寝技、絞め技で痛めつけられたいんですね。承知しました。」

「そんなこと言ってない。やめろ。やめてくれ。」

いや怜治はもうすでに俺の体に覆い被り、袈裟がためで押さえ込んでいた。 がっちり

と押さえ込まれた俺は必死にもがくがどうすることもできない。  

「くそー!畜生!このどてかぼちゃ野郎が!」

「先輩のこの負けず嫌いなところ大好きです。まあそのうち言葉も出なくなりますから

今のうちにしゃべって下さい。」

袈裟固めから横四方固めへ怜治は俺を寝技でがっちり固め、そしてその手を俺の急

所へのばしてきて、揉み始めた。ゆっくりと軽く、そして今度は乳首を指で軽くつまみ

始める。

「先輩、硬くなってきたっすよ。感じてるんですか?俺のモノになりたいですか?」

怜治の指先のテクニックで俺は感じよがっていたが

「うるさい。全然感じてないよ。このおたんこなすが。」  

「先輩、そうですか。承知しました。潰されたいんですね。」

彼の手が俺の金玉と急所を一緒に握り締めたかと思うと、みかんを握りつぶすように

思いっきり絞りあげてきた。  

「ああああ.そんなこと言ってない、やめろ.痛い、痛い、痛い!やめてくれ!」 

彼の寝技で抑え込まれればどうすることもできない、無抵抗でただ金玉を握りつぶさ

れ、わめくしかできなかった。  

「先輩ギブアップですか?許してほしいですか?」

「畜生、ふざけんな!このタコ」

「そうですか。潰されたいんですね。承知しました。」

怜治はさらに力を入れて握りつぶしにかかってきた

「ああああ痛い、本当に痛いよ。つぶれるって。もうごめんなさい。ギブアップ、ギブア

ップ。怜治お願いだ。やめてくれ。」 

悲鳴を上げ、怜治の軍門にくだり、ギブアップをして敗北を認める俺の前で怜治は勝

利のビクトリーポーズをする。その細身ではありながら筋肉質な体の筋肉が浮き上が

ってくる。カッコ良い。抱きつきたい。  

「先輩、さあ二本目行きましょうか。」

「怜治、幸運にも一本勝ったからっていい気になるなよ。」

俺は減らず口をたたいて、立ちあがると再び彼と組み合った。

怜治と組み合うといつも組み合った瞬間にどうやっても勝てるはずがない、彼に料理

されるのを待つだけみたいな感覚に見舞われる。高校、大学と柔道で全国大会に出

場する実力があった選手だけあって、次元の違う強さをはっきりと感じるのである。

組み合ってちょっと間を置いた瞬間にうつ伏せに倒され、そして背中に乗られてしまう

った。そしてはあごに手をかけられ、アッという間にプロレス技キャメルクラッチの体勢

に持っていかれた。あとは怜治に甚振られ料理されるのを待つだけだ。

「先輩、二本目はプロレス技で痛めつけてあげますよ。さあ俺のキャメルスリーパー

で悶絶させてあげますよ。」

「怜治、まじでうるせえんだよ。この唐変木が!」

「そうですか。承知しました。背骨へし折りながら、落としてあげますよ。」

俺はうつ伏せ状態で馬乗りになられ、怜治の脚で両腕をロックされ、首は怜治にまか

れた逞しい腕で絞め上げられるのだ。両腕をロックされタップすらできない屈辱的な姿

で怜治にスリーパーホールドで絞め上げられながら、上半身は反らされて背骨を痛め

つけられる。スリーパーで意識が朦朧としながらも、背骨に痛みが走る。拷問以外の

何物でもない。耐えられるはずはない。

「あああ、ギブ、ギブ、ギブ、怜治、ギブ、怜治、ギブ」

「先輩、背骨へし折られるのと、落とされるのと、どっちが良いですか。」

怜治の容赦ないドSな言葉責めと死ぬほどの痛みを味わいながら

「もう許して下さい、もう本当に死ぬって」タップもできず、俺はひたすら許しを請った。

「あと20秒我慢したら許してあげますよ。1、2、3、4.......20」

「20秒なんて、許して、痛い、苦しい、あああああああ助けて、助けて」

地獄の20秒だった。その強烈さ、痛さ、苦しさに恐怖を感じ始めながらもそのリアル

なプレイは一方では快感でもあった。

「先輩、次のプロレス技掛けていいですか。」

「お願いだ。もうやめてくれ。」

赤ちゃんのようにハイハイをしながら逃げ回る俺を怜治は捕まえてSTFに捉えた。

「逃げようとしたって無駄ですよ。次はSTFですよ。」

STFは相手をうつぶせにして脚をロックし上半身はフェースロックで痛めつける技だ。

怜治は人間の体をどう捩じれば、激痛を走らせることができるかを熟知している。

そしてこのSTFでも俺をありえない方向へ捩じって激痛を走らせ、痛めつけた。

怜治にSTFで捕らえられれば逃げるすべはなかった。後はただ地獄のような痛みに

耐えるだけであった。

「痛い。痛い。痛い。助けて。助けて。もうやめて。」

格闘技プレーヤーはドMの客の「やめて、許して、助けて」の言葉を「やめないで、許

さないで、もっと痛めつけて」と理解するのだ。だからそう言えばいうほどもっと強く、エ
グく痛めつけ始めるのだ。怜治ほどの経験がある格闘技プレーヤーはそれがしっかり

と身についているため、一旦プレイが始まると修正がなかなか効かないし、修正して

しまうと興ざめしてしまってプレイが台無しになってしまう。だから耐えるしかない。。

「もう許して、ごめんなさい。」

「先輩。痛いですか。後30秒我慢したら許してあげますよ。」

「30秒?その間に死んじゃうよ。助けて。ああ痛い。痛い。許して。痛い。痛い。」
「1、2、3、4..........30」

悲鳴を上げ絶叫する俺を容赦なく、30秒間地獄のSTFで甚振り続けた。

技から解放された俺はもう憔悴しきってうつぶせのまま動くことができなかった。

「先輩、次は永田ロック3行きますよ。」

「お願いです。永田ロック3だけは掛けないでください。」

永田ロック3は以前、怜治に掛けられたことがある。怜治の永田ロック3こそ人間が耐

えられる限界を超えるくらいに痛い拷問技だ。

「掛けないでくださいってことは掛けて欲しいってことですね、承知しました。」

「違うって。もうやめてください!後生だから許して!」

もはやブレーキが壊れたような怜治のプレイ対する恐怖心で俺は本気で逃げた。逃

げて逃げて逃げまくった。しかし怜治に捕まれば、絶対に逃れることはできなかった。

俺がどうように逃げようがどうように抵抗しようが怜治は絶対俺に技を掛けることがで

きた。怜治は真の格闘家なので、相手がどう動けばどのように抑えれば良いという事

が分かっていて、自然にそのように体が動くからだ。必死に逃げて抵抗するも空しく、

俺は怜治に完璧な永田ロック3で捕らえられていた。

「先輩、俺と戦わずして逃げまくりましたね。これから逃亡による罪で罰を与えてあげ

ます。永田ロック3の刑です。」

「怜治、俺のこと好きだろう。お願いだからそんな刑は執行しないで!」

「いくら大好きな先輩でも許してあげません。執行します。」

永田ロック3の刑が執行された。

左腕は怜治の両脚でロックされ右腕は俺の背中から右わきに脇に差し込まれた怜治

の左腕でロックされた。両腕をロックされた状態で背中、肩、首、を絞り上げられて痛

めつけられるのだ。両腕を決められタップすることもできない俺は悲痛な声だけを

あげて許しを請うしかなかった。

「ぎゃあああああ、、、、痛い、死ぬ、許して、ごめんなさい、助けて、やめて、お願

い。」

俺はありとあらゆる言葉を絞り出し、許しを請う。

「先輩、あと60秒我慢してください。そうすれば許してあげます。1.2.3....」

怜治がさらに俺の上半身のすべてをエグイほどのねじり方で絞り上げる。

「うう、うううう ううう あああ、ううう」

その耐えられないほどの痛みで体力は憔悴しきり、意識が朦朧とし言葉も発すること

ができず、もはやうめき声しか出なくなったしまった。

「50、.51、52.....60」

永遠に続くとしか感じれないような60秒が終わった。

「先輩、俺が言ったとおり言葉も出なくなったでしょう。完全に俺に参りましたか?」

「........」

もはや体力を使い切り、憔悴して言葉が出なかった。

「俺に完全に参りましたって言わないなら、次のプロレス技を掛けますよ。」

俺は震え上がった。もはやノンフィクションといっていいほどの怜治のこのエグい拷問

技をこれ以上痛みに耐えられる人間ではないからだ。俺は怜治の逞しくしなやかな脚

にしがみつき、必死で許しを請った。

「お願いです。どうかお許して下さい。どうかもう拷問技はかけないでください。完全に

参りました。約束通り性の奴隷になります。だから許して下さい。」

「先輩、プロレス技はこれくらいにしてあげますよ。それじゃ俺のチンポしゃぶってもら

いましょうか。」

俺は怜治の競パンの股間に顔を埋め、そしてそのもっこりしたふくらみにほお擦りを

し、まずは競パンの上からそのもっこりを嘗め回した。

怜治のサオがあっという間にビンビンになってきた。 

そしておもむろに競パンをずらし彼のビンビンのサオを口に咥えしゃぶった。喉元まで

銜え込み、舌を使い懸命にしゃぶった。気持ちよさそうな怜治の表情。

「先輩、さあもっと舌を使って俺に快感を与えてください。」

怜治に言われるがまま、さらに精魂込めてしゃぶった。  

「先輩、そろそろ掘らせてもらいますよ。」

俺は怜治に命令されるがまま、うつ伏せになり腰を浮かせた。  

怜治は俺の尻をひん剥くように競パンを脱がし、ローションをたらせた俺のケツの穴

に指を入れほぐし始める。1本から始まり、2本、3本と入れて俺をよがらせる。  

彼の見事な指テクで快感を与えられた後、そのガチガチのサオを挿入してきた。 

最初はゆっくりとそして次第に激しい腰使いで俺の穴を責めたてた。  

彼の上反りの太マラで当て掘りをされ、そして俺はトコロテンをした。  

俺がトコロテンをしたのを確認するや自分もイクためさらに激しく突き始めた。正常位

で突きまくる怜治。真剣なまなざしで必死に突きまくる怜治の顔が好きだ。本当に好き

だ。怜治がイッて、全てのプレイが終わった。マットにあお向けに大の字になっている
俺の横に怜治が寄り添ってきた。

「タカシさん。キスしていいですか? 

俺は無言でうなずいた。怜治は俺を抱き、情熱的にキスを始める。俺はまるで本当に

愛されているかのように怜治に抱かれた。

「ちょっと痛すぎたですか?体は大丈夫ですか?」俺を抱きながら気遣う怜治の顔は

優しくて俺はとろけそうになる。

そしてその「甘くてせつない香り」が俺の胸を締め付ける。怜治が好きだ。たまらなく好

きだ。怜治の優しそうでハンサムな顔、美しくセクシーな肉体、俺を完璧に痛めつける

その強さ、リアルなプレイ、すべてが好きだ。

でも怜治は所詮は売専のボーイなのだ。目の前にいる彼の言葉も態度も全ては演技

なのだ。いま体験していることは虚構の世界なのだ。  

でもそれで良い。これは格闘技プレイなのだから。楽しめればそれで良いのだ。  

「甘くせつない香り」を感じながらそう言い聞かせる俺だった。   

終わり


刑事レスラー@ 投稿者:リュウ(11月29日(日)21時11分06秒)
 刑事レスラー@
格闘技の殿堂・前楽園ホール、その控え室に二人の男がいた。
長椅子に腰かけている、真紅のシングレットを着た男は大門豪。彼が185cm、97kgという肉体を動かすたび、筋肉は力強く盛り
上がる。シングレットには白抜きで「警視庁」の文字と桜の大門のマークがプリントされているが、豪の鍛え抜かれた筋肉に
引っ張られ、今にも引き裂かれんばかりに引き伸ばされていた。
豪の横に立っている、サラサラの髪
に銀縁眼鏡をかけた男は、桜田門晃。白いTシャツに青いジャージ、豪のように長身でもなければ、筋肉の鎧をまとっている
という感じでもないが、引き締まっ
たその筋肉は、彼が日々の鍛錬を怠っていないことを物語っていた。
「試合前にマッサージしてやる。腕を出せよ。」
晃がそう言うと、豪は、顔をこわばらせ、
「はっ、光栄であります。」
力強く叫んだ。
「よせよ。確かに警察の世界ではオレはキャリア、お前はノンキャリアだ。だが、オレたちはともに参流大レスリング部で同
じ釜の飯を食った仲。オレはプロレスやりたいっていうお前の夢をかなえる手伝いをするために、マネージャーに志願したん
だぜ。」
 爽やかに笑う晃の顔を見ると、豪は安心したように長椅子にその身を横たえた。
「サンキュー、晃。じゃあ頼む。そ
れにしても、先月、警視庁に呼ばれた時は驚いたぜ。警察の強さ、正義感をアピールするため、現役警察官をプロレスデビュ
ーさせる企画なんて、いったい誰が考えたんだ。しかもそのレスラー第一号として、このオレが指名されるとは。」
 豪は、晃のマッサージに心地よげに身を任せている。
「プロレスラーになるのはオレの夢だった。親を安心させるために一度はあきらめたが、まさか今になってその夢がかなうと
はな。」
 二の腕から肩に向かって、豪の、鋼のようで、それでいてしなやかな筋肉を揉みほぐしていく晃が言う。
「おめでとう。豪。だが、忘れるなよ。お前は警官レスラー、刑事(デカ)レスラーだ。相手がどんなに悪逆な奴でも、反則は
ご法度だぞ。」
「分かってるって。しっかし、刑事レスラーはつらいよな。公務員だから、ファイトマネーなしなんだぜ。」
「よく言うよ。お前、今、サイコーに幸せって顔してるぜ。」
「ああ…」
 豪の目には、いつしか涙が浮かんでいる。

晃のマッサージは、いつしか豪のパンパンに膨れ上がった大胸筋に達していた。
「そう言えば晃、覚えてるか?お前、何かの罰ゲームでオレに告ったこと、あったよな。」
 彰の手が止まった。
「すげえ真剣な目でオレを見つめて、『豪、お前のことが好きだ』って、笑っちゃうよな。で、あれ、何の罰ゲームだったの?」
 大声で笑う豪は、晃の手が止まっていることに気づいていない。
「さあ・・・そんなこと、あったっけ?」
 晃の声はかすかに震えている。
「で、あの後の飲み会で、お前に告られたって言ったら、先輩たち、そんなに豪のことが好きなら、顔にかけてもらえなんて
言いだして。オレも酔った勢いで、先輩に羽交い締めにされてるお前に顔射しちまった。あの時は悪かったな。」
 愉快そうに笑う豪に対し、晃の表情は見る見る凍りついていく。
「いや・・・、昔のことだ・・・」
 吐き出すように言う晃。
「いや、ホント、申し訳なかったよ。あの頃は、今と違って合宿所暮らしで、思うように抜けなくて溜まっていたから、思い
切り濃いザーメンぶっかけちまった。マジ、死ぬほどイカ臭かったんじゃねえ?」
 ゲラゲラと笑う豪は、晃の目に
怒りとも悲しみともつかない光が宿っているのに気づかない。
「悪かったって・・・、そういうことか・・・」
「ああ。今なら、一日二回は抜いてるから、全然臭くはないぜ。なんならこれから試してみるぅ〜?ぎゃははは・・・」
 この時、豪がしっかりと晃と向き合っていれば、晃の目に宿る冷たい炎に気づけたかもしれない。そして、この後の惨劇を避
けられたかもしれない。だが、プロレスラーになるという夢の実現を目の前に、ハイになっている豪には、そんな余裕はなか
った。
《豪・・・お前が昔とちっとも変わってなくて良かったよ。お前がいいヤツになっていたら、オレは組織を裏切っていたかもし
れない。だれがこんな企画を考えたのかって?それはオレだ。警官の強さ、正義感をアピールするため、警官をプロレスラー
にする?そんな三文小説みたいなことがあると本気で思ってんのか?お前は生贄だよ。警察の行き過ぎた捜査で市民の不満が高
まった時、刑事レスラーのお出ましだ。相手がどんなに卑劣な反則攻撃をしかけてきても、警官であるお前が反則で返すこと
は許されない。お前は満場の観客の前で嬲り者にされる哀れな子羊・・・。今夜はとびっきりのヤツを用意しておいた。見せても
らうぜ。大学チャンピオンの肉体が、どこまでラフファイトに耐えられるか。》
 その時、ノックの音が響いた。
「大門豪さん、そろそろスタンバイです。」
 誘導係の声に
「おう」
力強く答えると、豪は勢いよく長椅子から立ち上がった。

 前楽園ホールの選手控室を出ると薄暗い廊下がある。その先に人一人通るのがやっとという狭い階段があり、試合会場に続い
ている。幾多の敗者が己の不甲斐なさに、人目もはばからず涙を流した場所だが、プロレスデビューの豪は、そんなことなど
知る由もない。
 今、豪は晃をセコンドに従え、ガウンもまとわず、ピチピチのシングレット一丁でリングに向かっていた。
「なあ、晃、今夜の対戦相手、どんなヤツなんだ?」
 のんびりした口調で、独り言のようにつぶやく豪。
「なんだ、対戦相手の研究、全くしてないのか。さすがだな。」
「オレのレスリングをもってすれば、一分もかからず仕留められるって言ったのは晃だぜ。」
「言ったけど、そうは言っても、普通は試合映像取り寄せて、研究とかするもんだぜ。」
 そう言って、晃は笑って見せた。
「弩羅恨と書いてドラゴンと読ませる。この命名センスから分かる通り、渋谷のストリートで暴れ回っていたチンピラだよ。
この興行を取り仕切っている帝國プロレスは、業界では新参者で、レスラーの頭数が揃わないものだから、渋谷のチンピラの
中で、まあ見られる奴を鍛えてレスラーにしちゃったんだ。まあ、まともなプロレスができるかどうか、怪しいものだな。」
「なるほど。レスリングオリンピック候補にノミネートされたこともあるオレの相手じゃねえな。」
 豪快に笑う豪は、
「ノミネートされただけだけどな。」
 と晃がつぶやいたのには気づかなかった。

 豪と晃が階段を上りきり、試合会場のあるフロアに足を踏み入れると同時に、ガンガンのロックが流れ始めた。だが、豪が
会場に姿を現すと、それをかき消すような罵声が沸き起こった。

「死ねよ、ポリ公。」
「弩羅恨、ポリ公なんか、ブッ殺せ。」
「タカシの仇を取ってやれ。」
「ポリ公の奴、オレらの勢いにブルって、チンコ、縮みあがってやがるぜ。」
《選手を誹謗中傷するような野次はおやめください。》
 アナウンサーが必死に叫ぶが、罵声にかき消されて聞こえない。
 聞くに堪えない、下品な野次に、さすがの豪も顔がこわばった。
「気にするな。豪。実は、大臣のお嬢さんが渋谷でチンピラに絡まれる事件があってな。怒った大臣が警察にねじこんでチン
ピラどもの一斉摘発が行われたのが先週のことなんだが、その時、特殊部隊が投入されたため、大量のけが人が出たらしい。
タカシってのは、弩羅恨と同じチームに属していたんだが、特殊部隊と揉み合っているうちに男の大事な所を強打して、その
ままタマが潰れちまったって話だな。他にも、骨がおかしな方向に曲がっちまった奴なんて数えきれないほどいるそうだ。」
「そんな事件があったなんて聞いてないぞ。」
 豪の声が、晃にしか聞こえないほど弱弱しかったのは、警察の機密に関わる内容だったからという理由だけだったのか・・・。
「上が報道を抑えているんだよ。こんなことが公になってみろ。下手したら、内閣総辞職なんてことにもなりかねん。奴らの
中で、ちょっとは知恵のあるのが新聞や週刊誌に事件のことをタレこんだが完全スルーだ。だから、奴ら、相当頭に来てる
ぞ。」
「なんだ、この試合、完全アウェイじゃん。」
「お前の、もうちょっとでオリンピックレベルのレスリングテクをもってすれば、渋谷のチンピラなんて、一分もかからずジ・
エンドさ。」
 そう言うと、晃はリングへ続く、鉄階段を上りつつある豪のケツを叩いた。

 青コーナーで豪を待っていた弩羅恨は、身長は170cmくらい、体重はせいぜい70kgといったところ、185cm、97kgの豪の
相手が務まるとはとても思えない。だが、豹を思わせるしなやかな筋肉は、この男が、ただのチンピラではないことを物語っ
ていた。漆黒のトランクスにオープンフィンガーグローブといういでたちからすると、総合格闘技をベースにしているのか。
「両者、中央へ。」
 レフェリーに促され、リング中央で豪と向かい合った弩羅恨の目は、周囲のものを焼き尽くさんばかりに、怒りに燃えてい
た。
「てめえらサツをオレは許さねえ。ぜってぇブチ殺して、タカシの仇をとってやるよ。」
 そう言うと、あいさつ替わりとで
も言わんばかりに、豪の、存在感を放つ局部を握りしめた。
「ウッ」
 突然の、プロレスの洗礼にたじろぐ豪は、何事もなかったかのように、弩羅恨の手を振り払うのがやっとだった。
 コーナーに戻った弩羅恨は、ギラギラした視線を豪に向けつつセコンドにつぶやく。
「今、握ってみて分かった。ポリ公
の奴、カップ(打撃の衝撃から男性器を守るために装着するもの)どころか、アンダーもはいてねえ。マッパにシングレッ
ト着てるだけだ。」
「ゲッ、それって変態じゃね?体反らしたりしたら、チンポやタマのラインがくっきり浮き出ちまうじゃねえか。」
「それだけ自信があるんだろ。まあ、いたぶりがいがあるってもんだ。」
 その時、リングに乾いたゴングの音が響いた。

アンクル 投稿者:ゆうや(10月22日(火)03時26分11秒)
アンクルホールドかけられたい
ギブって言っても折れるまで締め上げられたい

たかしさんの小説 投稿者:読者(4月21日(土)16時53分23秒)
たかしさんの小説、もっと読みたいです。

掲示板 投稿者:Fighter(2月26日(月)19時32分15秒)
「ライバル 男vs男」なんでも勝負フェチ という掲示板を つくりました。興味ある方はつかってください。 http://club21.org/cgi-bin/maison8/vroom.cgi?037

格闘技レイプ 投稿者:たかし(9月10日(日)15時19分35秒)
◆格闘技レイプ◆

「今日は来ないのかなあ?」拓哉は独り言のようにつぶやいた。

彼が最近通うようになった新宿二丁目のとあるハッテンバー。ハッテン場とゲイバーがミックスされたこ

の店はお酒と出会いとエッチが楽しめるスポットだった。上階には個室があり、ここで出会い、気の合った

カップルが個室へと向かう。ここはどちらかというと年配者同士向けのハッテンバーであったが、年配者好

きの若いゲイも通っていた。まだ二十代後半の拓哉もその一人だった。年配者が好きといっても年配者なら

誰でもいいというわけではなく、その好みは人によって様々であった。拓哉が好きなタイプはちょっとお洒

落でダンディで年の割には若々しく、男の魅力を損なっていないそんな年配の男たちだった。そしてこの店

はそのような雰囲気を持った年配者たちが比較的多く集まるゲイバーだった。そんな中でも拓哉がひとき

わ気に入っている男がタカシだった。

彼を初めて見たのはこのハッテンバーの特別イベント「競パンデー」の時だった。やや小柄で細身、おそ

らく体格は165cm55kg位だろうか?いかにも上品で端正で温厚な顔立ち、落ち着いた話し方、年はもう50

歳を過ぎているにも関わらず、サイドの浅いビキニタイプの競パンがとても似合う緩んだところのないし

っかりしたボディ。拓哉は彼に心を奪われていた。

過去に2回、拓哉はタカシにアプローチをした。しかしその時タカシが自分にさほど興味がないことを感

じ取った。自分の容姿には自信のあった拓哉にとってそれはいささかショックであった。

180cm80kgの長身で鍛え上げられた筋肉質で鋼のような肉体。さわやかでハンサムな顔。事実ここに集まる

若いゲイの中では拓哉は一番モテた。

ところで拓哉の性的趣向はいわゆるドSのタチであった。そしてそのドSの部分が次第にエスカレート

してゆくことに少し悩み初めていた。彼は相手の苦しむ姿を見ることに喜びと快感を得る傾向があった。そ

して彼のセックスにもその要素が取り込まれていった。それは回数を重ねるごとにエスカレートしてゆき、

最初はその太くたくましく力強い腕で相手を締め上げて苦しませるぐらいだったが、次第にプロレス技や

柔道技のような格闘技系の技を相手にかけ屈辱的に痛めつけ、痛みで絶叫し、苦しみ悶え、最後は許しを請

い奴隷のように従順になったところをレイプするように犯すという一連の過程を経ないと喜びや快感を得

れないというところまで進んでしまったのだった。まさに「格闘技レイプ」である。実際にこのハッテンバ

ーで出会った何人かの年配の男たちは拓哉の格闘技レイプの餌食となり犯された。

いつしか拓哉はタカシをこの格闘技レイプで犯すという空想の世界を創り出し、それを現実のものにす

る計画を立て始めた。そして今日がその計画を実行する日だった。

今日は恒例の特別イベント「競パンデー」の日だった。お客も店の人間も全員が競パン姿になって酒を飲

み、語らい楽しんでいた。しかし今まで開催された競パンデーにはオープニングから必ず来ているはずのタ

カシの姿が見えなかったのだ。

「今日は来ないのかなあ?」拓哉が独り言のようにつぶやいたちょうどその時、競パン姿のタカシが現れた。

どうやら仕事が長びいたらしい。競パン一丁でそんな会話をしているタカシの姿に拓哉の目は釘づけにな

っていた。

「超イケてる。競パン姿エロいよ。今すぐにでも犯したい。」そんな性欲を抑えながら拓哉は今日の計画を

実行すべく、再度タカシにアプローチをかける。実はこの競パンデーで最もエロくカッコ良い姿を披露して

いたのは拓哉本人であった。長身で逆三角形の

筋肉質な上半身、盛り上がる大胸筋、力みなぎる腕、プリッと盛り上がったお尻、長くたくましい脚、その

イケてるフェイス、そして見事にエロく腰に申し訳程度に穿かれた小さな競パン。彼にアプローチしてくる

他の男たちすべては彼の眼中にはなく、狙いはただタカシだけであった。彼の計画は簡単明瞭であった。彼

と酒を飲み語らいながら、隙をうかがって睡眠薬を飲み物に混ぜて飲ませ、眠らせたところを個室に運んで

連れ込み、そして格闘技レイプで犯す。これが彼の計画だった。そしてこの計画は見事に成功した。眠りに

ついたタカシを抱えて個室に運び込み、そして二時間位たったところでタカシを揺り起こした。

眠りから覚め正気に戻ったタカシは自分がなぜここにいるのかさえわからなかった。

「ここは?俺どうしたの?」

拓哉はしらを切って平然と答えた。

「疲れていたのだと思います。バーで寝てしまわれたので、僕がここにお連れしたのですよ。」

タカシは拓哉のその話を特に疑うこともなくベッドから立ち上がった。

「ありがとう。それじゃもう帰るね。ここにいると拓哉君にレイプされそうだから。冗談だよ。ははは(笑)」

その瞬間拓哉はタカシの腕をつかみ、満を持して言い放った。

「帰っちゃだめですよ。帰さないですよ。タカシさん、今夜は俺のものになってもらいますよ。」

タカシはあっけにとられ一瞬たじろぐような仕草を見せながら、それでも落ち着いた温和な口調で、

「ごめん拓哉君。君のことは好きだけど、でもそういうことをしたいとは思わないんだ」

拓哉にとってはタカシのその答えは想定範囲内であり、また彼がどんな反応をするかということは問題で

はなかった。とにかく力づくで、レイプするのだから。

「いやお互いの同意のもとにやろうなんて思っていないですよ。」

その言葉を発した瞬間に拓哉はタカシの体を抱きかかえ軽々と持ち上げ、ベッドの上に仰向けに投げ落と

した。そしてタカシの体の上に覆いかぶさり左腕をのど元に食い込ませた。格闘技のギロチンチョークだ。

「これからゆっくりと時間をかけてタカシさんを俺のものにして見せますから」

拓哉の左腕の前腕部をのど元に強烈な力で押し付けられたタカシの顔は苦しみで真っ赤になり、なんとか

逃れようと必死に抵抗しているが、拓哉の圧倒的な力の前に、まったく身動きもできず、かすかなうめき声

だけが聞こえた。

拓哉はさらに空いている右手でタカシの股間を鷲掴みにして搾り上げた。タカシは苦しみと痛みで悲鳴

を上げ絶叫する。拓哉は彼の苦しみもがく姿に快感と喜びを隠すこともなくニタニタと笑いながら、いちい

ち技の名前と解説を披露し始める。

「この技は急所鷲掴み式ギロチンチョークですよ。息ができない苦しみと急所の痛みの二重苦を味わえる

複合技ですよ。さあギブアップですか?」

「ギブアップ、ギブアップ。」

タカシの必死のギブアップの連呼にもすぐには技を解かない拓哉。タカシはさらに嘆願するようにギブア

ップを連呼する。そしてその声が次第に弱弱しくなり「もう許してください」という許しを請う言葉になっ

たところで拓哉は急所鷲掴み式ギロチンチョークの技を解いた。苦痛にゆがむタカシの端正な顔が拓哉に

はもはやたまらない快感を与えていた。

拓哉の鍛え上げられた鋼鉄の体の前になすすべもなくねじ伏せられ、すでにこの技一つでぐったりと横

たわるタカシ。しかし拓哉にとって念願のタカシへの格闘技レイプはまだ始まったばかりであった。

拓哉はタカシに休息を与えることなく、横たわるタカシの胴体を両脚の太腿で挟み込んで締め上げた。細

身できゃしゃなタカシの体が拓哉の発達した大腿筋で挟み込まれた姿は大蛇に締め上げられ絶命を迎える

小動物のような哀れな姿であった。

拓哉はドSでありながらもプロレス技に対する力の加減の仕方については冷静であった。自分のこの虎

のように強力に発達した大腿で本気でタカシを締め上げたら、本当に殺してしまうかもしれないことは自

覚していたし、怪我をさせることもないように慎重に手加減をしていた。

それゆえゆっくりと真綿で締め付けるように締め上げていった。次第に苦痛で歪んでゆくタカシの顔を

見ながら、左手でタカシの股間を鷲掴みにして搾り上げ、右手はコメカミへのアイアンクローでがっちり掴

む。今度は急所鷲掴み式ボディーシザーズアンドアイアンクローである。なんだかえらく長い名となったこ

の技は三重苦の痛みと苦しみをタカシに与えた。拓哉はタカシの胴体を締め上げながらエロい競パンに美

しくかたどれらたタカシの竿と玉を揉み上げ、そして握力を加えて絞り上げる、絞り上げるたびにうめき声

のような悲鳴を上げるタカシ。さらにコメカミへのアイアンクローはタカシの頭に強烈な痛みを与え、意識

もうろうとする直前まで握力を加えた。

「タカシさん。これは強烈でしょ。もっと三重苦を味わいたいですか?俺ってほれぼれするほど強いでしょ

う。俺のものになりますか?」拓哉の勝ち誇ったような態度にタカシは痛みと苦しさの中で必死に言葉を絞

り出した。

「拓哉君、筋肉隆々で野生のゴリラみたいに強いのをいいことに俺みたいな華奢でひ弱なオヤジを痛めつ

けて何が楽しいのだ。もういい加減やめてくれ。」

タカシのこの反抗的な言葉が拓哉のドSに火をつけたのは当然であった。

「俺のこと野生のゴリラってもう許さないですよ。お望み通りもうめちゃめちゃに痛めつけて自ら俺のも

のになるって言わしてあげますよ。」

そしてここから拓哉の拷問技のオンパレードが始まる。タカシの両脚を持ち、裏返しにして片逆エビ固めに

とらえるとさらに急所を鷲掴みにして散々いたぶった後は、その太くたくましい両腕をタカシの体に巻き

付けベアハッグで締め上げる。さらに締め上げながらさば折り状態にして揺さぶる。さば折りでたかしの体

は無残にも逆くの字のように曲げられ、もはやその悲鳴とうめき声は力なくか細い声になっていた。

それでも拓哉は容赦なく次のプロレス技へ移行してゆく。さば折り式ベアハッグでグロッキー状態のタ

カシを裏返してバックに回るとフルネルソンで捕らえ、今度はタカシの体を折りたたむように前方へ倒し

ていく。拓哉の怪力フルネルソンは普通の人間ならそのまま気を失うほど強烈だが、タカシが気を失う寸前

まで力の加減を調整しながらいたぶり続けた。さらにフルネルソンをかけながらタカシを尻から座らせ股

を開かせ、その股に内側から脚をかけてまた裂き状態にする。また裂きとフルネルソンの複合拷問技でたか

しはまたもや二重苦を味わうことになる。もうここまでくるともはやタカシは言葉もあまり出ず、車の間欠

ワイパーのように時折悲鳴が出ては止まるという状態になっていた。

さらにその状態から今度はドラゴンスリーパー。この時点ですでに無気力状態のタカシからはもう声は

出ていなかった。ドラゴンスリーパーから解放されたタカシは床上であおむけ大の字で、もはやピタリとも

動かない状態だった。

しかし拓哉は完全グロッキーのタカシを容赦なく痛め続ける。仰向けに大の字になって横たわるタカシ

を裏向けにしてのど元と股間に手をかけそのまま持ち上げた。ちょうど地面においてあるビール箱を持ち

上げるようなイメージだ。たかしの体は宙に浮き拓哉はそのまま自分の胸のあたりまでタカシを持ち上げ

ると今度はそこから自分のひざの上にタカシ体を落としその腹をひざにぶち当てた。ストマッククラッシ

ュだ。そして背後からタカシの股間に手を通し急所鷲掴みにして肩口まで持ち上げてのアトミックドロッ

プ。さらに卓也の大腿にタカシの頭を挟み込んで股間に手を通して逆さ吊りにしゴッチ式パイルドライバ

ーの態勢に入る。タカシは股間に手を通され逆さ吊りのみじめな態勢で脳天打ち砕きの刑が執行されるの

を待つ恐怖感に震え上がっていた。

「このままゴッチ式パイルドライバーで脳天砕いてあげましょうか。」ドS拓哉の冷酷な言葉攻めが始まる。

「それだけはやめてください。」タカシは嘆願するが、

「いやだめですよ。俺の事を野生のゴリラって言った罪は重いですよ。これからタカシさんをこのゴッチ式

パイルドライバーで処刑してあげます。」

「お願いだからやめてください。本当に死ぬ。本当にやめて。」

あの紳士でダンディなタカシの必死で命乞いをする哀れな姿。

「やめないです。処刑を執行します。」刑は執行された。拓哉はタカシを脳天から床に落とした。

実際にはタカシの脳天への衝撃はたいしたことはなかった。拓哉の技の強度調整はほぼ完ぺきだった。

そして最後の技へと移る。アルゼンチンバックブリーカーだ。

もはや半失神状態のタカシを引きずり起こし仰向けにして両肩の上に担ぎ上げる。そして個室に備えられ

た大きな鏡のまえに行き自分とその両肩の上に仰向けに担ぎ上げたタカシの姿を映し出した。拓哉は「格闘

技レイプ」のラストにこの技を好んで使った。この技ほど彼の支配欲とサディスチックな気持ちを満たすも

のはなかった。

彼の広い肩の上で相手は残酷なほど弓ぞりにされ、拷問のように揺さぶられるのだ。その屈辱的で哀れな相

手の姿を見ることで拓哉の快感と興奮がさらに高まった。

すでにぐったりしたタカシはもはや抵抗することもできず、その両肩の上でのど元と急所を鷲掴みにされ、

弓ぞりにされた状態で苦痛にうめき声をあげていた。鏡を通してぼんやりと見えるそのみじめで屈辱的な

自分の姿と圧倒的な強さをまざまざと見せつける筋肉隆々の拓哉の雄姿。ここまで勝者と敗者のコントラ

ストが際立つ技はアルゼンチンバックブリーカー以外にはなかった。

タカシのギプアップの連呼も命乞いのように許しを請う声も拓哉にはまるで聞こえないように揺さぶり続

けられた。無言の拓哉に対しもはやギブアップも許しを請うことも意味はなかった。

この拷問技から解放してもらうためには身も心も拓哉のものとなり、奴隷のように従順になることを自ら

誓うしかなかった。

「拓哉君もう許してください。なんでも言うこと聞きます。しゃぶれって言えばしゃぶります。丹精込めて

しゃぶります。俺は拓哉君のものになります。身も心も拓哉君のものになります。だからもう許してくださ

い。」

ついにタカシは自ら拓哉のものになることを誓った。

「自ら俺のものになるというならもう許してあげますよ。」

ようやく拓哉はこの格闘技レイプの最後の技であるアルゼンチンバックブリーカーからタカシを解放する。

拓哉の性の奴隷となることを誓ったタカシは拓哉の競パンをずらし、その太く立派な竿をしゃぶり始める。

拓哉に誓った通り丹精込めて必死にしゃぶった。拓哉の竿はむくむく固く反りあがったが、それでも一心不

乱にしゃぶり続けた。

「気持いい。ああ感じる。さあ穴を出せ。ぶち込んでやる。」

拓哉は自分の性の奴隷となったタカシに対して急に荒々しい言葉使いになった。

拓哉はゴムをはめタカシの穴にたっぷりとローションを塗るとその穴に指を差し込みぐりぐりと穴の中を

いじり、前立腺を刺激する。タカシは拓哉のフィストテクニックであえぎ始める「ああ・・ああ・・」声を

出しながら。

「もう一本入れてやる」

拓哉は二本目の指を差し込みその慣れたフィフトテクニックでタカシを快楽の世界へと導く。

「さあそろそろ入れてやる。」

拓哉はその固く立派な竿をタカシの穴に挿入した。

「ああ気持ちいい。最高だ。タカシさんの穴最高だ」

そんな気持ちを言葉にすることなく噛みしめながら、ピストン運動をする拓哉。拓哉の穴掘りテクニックの

前に快楽の世界に浸っているタカシ。やがてそのピストン運動は高速になりしばらくするとぴたっと止ま

った。

「ああいった。最高だ!気持ちいい。」

ついに結ばれた二人。お互いがベッドの上に仰向けになり余韻に浸っている。そこにタカシが覆いかぶさっ


てきた。そして拓哉の胸に顔あて頬ずりを始めたのだった。「拓哉君。あなたが好きだ。どうしようもなく

好きだ。たくましくて強くて本当は優しくて。」

タカシはこの格闘技レイプでさんざんに痛めつけられながらも拓哉の優しさを感じていた。自分にけがを

させないよう手加減し慎重に注意しながら技をかけていた。愛されていることも感じていた。ついにタカシ

は身も心も本当に拓哉のものになった。

空想の世界でこの日この時を待ち望んでいた拓哉はもはや天にも昇るくらいに嬉しかった。そして彼を愛

撫し始めたちょうどその時、突然「ジジジジ・・・ジジジジ・・・ジジジジ」携帯電話の目覚まし音が鳴り

響く。がばっと飛び起きる拓哉。

「なんだ、夢だったのか。そりゃそうだよ。直属の上司をプロレス技で痛めつけたあげく、レイプするなん

てありえないよな。格闘技レイプってすごい夢だったな。でもあのイケてる大好きな部長をこの腕で締め上

げて、プロレス技でひいひい言わしてレイプするなんて、本当にやってみたいなあ。」

拓哉はその太くたくましい上腕部をさすりながら朝っぱらから、ちょっとSな気分に浸っていた。

〜終わり〜



見てえ 投稿者:DADA(8月19日(土)11時14分19秒)
海外のレスリングサイトで素っ裸やパン一、ケツ割れレスリングをよく見てる。
筋肉フェチ、ケツフェチのため、毎晩オカズにしてる。
男が力に屈し上に乗られ必死で抵抗したり声を上げて苦痛に顔をゆがめる様が溜らない。
技や力で男をねじ伏せ、強さを誇示し股間をいやがる相手の顔にすりつけるのを見てる
とやられてみたいしやっても見たくなる。
カメラも技をかけられて伸びきった身体に半勃起くらいのパンツのアップとかが
結構あって不利になると金玉をつかんで引っ張り上げたりとかとにかく興奮する。
 どっかのサロンで現役レスリング大学生とか集めてケツ割れ一丁のオイルレスリング
企画してくれないかなと思ってる。
ルールは金的攻撃OK脱がしはNG破き引きちぎりOKで相手のケツに指を入れるか
相手の口に自分の竿を入れた方が勝ちとかがいいな。

5/26〜28に対戦 投稿者:都内在住(5月21日(土)14時11分20秒)
金玉狙いの取っ組み合い勝負したい。
股間平手打ち、蹴り合い、殴り合い、握り合いなんでも対応可能。
俺は攻撃する方が好きな奴、悶えてる顔見せてくれ。
5/26〜5/28まで出張で大阪滞在。
5/26,5/27なら夜遅く、5/28なら朝から夕方ぐらいまでなら可能。
会社の宿泊先なんで場所なし。
172-65-37

若かりし日の 投稿者:たいし(10月25日(日)23時15分17秒)
赤orオレンジパンツ時代の武藤敬司フェチっす!
時にセクシーターザンと呼ばれ、時にゴールデンハンサムボーイとも呼ばれ、
超爽やか好青年にして世界最強王者、たまりませんでしたね、
同じような武藤フェチいないっすか?妄想して楽しみたいっす!

金的対戦 投稿者:fighter(7月7日(火)14時45分27秒)
お互いファールカップ装着して、金玉狙いの勝負したい。 
蹴り合い勝負何度もしたが、素人同士ではまずまともに入らない。 
こんな戦いしたい奴、挑戦状待ってるぜ。 
172-65-36 短髪筋肉質

体験談 投稿者:晶(1月21日(水)23時45分50秒)
カイさんの体験談いいすね!
興奮しました!

スーパー銭湯での熱闘 投稿者:カイ(1月20日(火)12時05分11秒)
プロレスっぽくないですが、ちょっとした体験談てことで
よろしく。

閉店間際の近所のスーパー銭湯で、黒褐色の湯に
つかろうと露天風呂へ出ると、そこにジムでよく
見かける同年代の男に会った。会話はしたことな
いが、なんとなくお互い顔を知ってたから、
「あ、どうも」ってな感じで俺は、そいつのやや
斜めに対峙するかんじで湯につかった。
俺らはなんとこの日ラスト1時間の最後の客だった。
湯船は大きくなく、足を思いっきり延ばしたら、
背中側の側面から反対側の側面近くまで足が
届きそうな、そんな幅。俺の右足が、そいつの
右足の内側にくる感じで、膝をあげて浸かってた。

「よく来るんですか?」「ジム結構頻繁に
通ってますよねぇ」なんて雑談しながら、互いの
スネがあたる。周りはだれもいないし、もっと
距離をとるスペースがないわけではなかったんだけど、
なんとなく、足のスペースを互いに譲らない。
「そういやこないだなんかさ〜」と話ながら、ちょっと
腰を浮かせたとき、俺のスネが奴のスネに少し
寄りかかってしまったんだけど、その時、奴の足が微動だに
しなかったのに気がついた。
(何、こいつ力入れてんだよ)
ってちょっとイラッとして、そのスネが密着した
体勢から俺も離れずにいた。
「へぇ、そんなことあるんすか〜」ってトークは
至ってフレンドリーに、話が弾んでいる。
俺も「俺なんかさ〜」と平静を装いながらかかとを、
奴のかかとの後ろに足を絡めるように、さりげなくずらした。
お互いのふくらはぎが軽くあたる。「へぇ、まじっすか?」
なんていいながら、奴の足は微動だにせず。
俺は、腕相撲のように、膝を内側へ倒す感じで少し力を入れてみた。
すると、奴も俺のスネを押し始めた。会話は依然と弾んでて、
お互い適当に笑いあっているんだけど、もはや目は笑ってない。
お互い、視線を一切外さずに、でも話の内容は「こないだあのマシンで
トレーニングしてたらさ〜」という普通の雑談。お互い鍛えてるし、
余裕かましあってるんだよな。水面下ではガチな足相撲になってんのに。
でも、足も痛くて、会話も短くなってって、声にも鼻息が混ざるような
感じになっていった。それでも顔には出すまいと、奥歯を噛んだような
表情をしながらも、短く笑ったりして会話をつなぐ。

ふと、手で顔を拭いたとき、バランスを微妙に崩して、かかとが
浮いてしまった。一瞬、両腕を底につけて体勢を整えようとしたが、
少し前にずれ込んでしまい、奴も一瞬膝を倒してガニ股にしたもん
だから、俺のかかとが奴の内腿をかけあがってしまい、俺の右膝で、
奴の右腿をまたいだ状態になってしまった。すると、奴もすかさず
自分のかかとを俺も右腿に乗っけてきて、一瞬で俺と奴の右足が綱
のように絡めてきた。
(こいつ・・・)と思いながらも
俺「てか、これ何の技だよw」
奴「しらね。まだやんのw?」
俺「そっちが外せばいいんじゃね?」
奴「そっちが外せよ。」
そういい合いながら、足を絡めた状態でゆっくり互いの右足を伸ばし
始めるが、どちらともなく、互いの右足小指を相手のケツ下にもぐり
こませるようにして、ロックを外さない。だから、俺たちの右足の絡み
は激しさを増すばかり。一瞬和やかな雰囲気に戻ったと思いきや、
どちらからもなく、力が入ったのを感じた瞬間、ガチモードに入る俺ら。
奴が体を左に傾け始めた。俺も負けじと体を左に傾ける。足をがっちり
絡めあって、足全体で足相撲状態だ。

いまいちどう効いているのかわからない感じだったが、ジムで普段見る奴
とのこんな力比べに俺は妙に燃えた。

ところが、また、顔を拭こうと手をあげた瞬間、俺はまたバランスを崩してしまい、
足を外してしまった。

奴「おっしゃ、俺の勝ちだな、へへっ」
俺「そういう勝敗かよ・・・」
奴「じゃ、極めさせてもらうぜ」
俺「極める?」

そういって奴は俺の足をとり、4の字をかけてきた。

奴「オラ、ギブか?」
俺「くっ、くそ・・・」

湯につかってる状態だから返すに返せない。
けど、湯の中だから重力は効かず、脚力でしか極められない
から、奴も結構マジな表情だ。

奴「ジムでよく見る顔だなとは思ってはいたけど、そんな
奴に4の字かけるとはな・・・すっげ燃える、オラ、ギブしろよ」
俺「するかよ、くそ・・」

湯船に向かい合って浸かりながら、風呂だから当然なのだが、
全裸で4の字を掛けられるのはかなりの屈辱だった。
俺は少し前かがみになり、奴の頭をとらえようとした。
すると、奴は俺の伸ばしている右足を引っ張り、俺の
膝下にあった俺の左足踵が膝上に締め上げられていった。
奴も俺の股に足を深くすべり込ませ、極めている側の足も
俺の腰に巻き付けるかのごとく、奴の体が俺の方へ迫ってきた。
俺は湯船の側面に背中を預ける状態で、くの字に近い惨めな
体勢になった。足は小さくギチギチに固められ、痛いし
身動きとれない。

奴「オラ、まだギブしねぇの?」
俺「くっそ、動けね・・・ここがマットの上だったら・・・」
奴「今夜は水中戦だな、オラ、早くギブしろよっ、へし折っても
しらねぇぞ、オラぁ」
俺「ふざけんな、ヤロー」

低い小声で、息荒げに挑発し合う。
顔を合わせた当初のフレンドリーな空気感は嘘のようだ。

俺の顎は湯につかってる状態で、水面を見ると、うっすら
フルチンで野郎の足が激しく絡んでいる様子が見えた。





噛ませ犬の続き 投稿者:ゆうと(12月9日(火)15時17分27秒)
いつも池袋さんの小説めっちゃ楽しみにしています!!
噛ませ犬の続き読みたいです!!!
また、別のサイトにあったんすけど、ヒマプロっていう高校生のプロレスの小説の続きがあればそれも書いて欲しいです。

お願いします!!!    

大阪あたりでしませんか? 投稿者:FROT(8月13日(水)14時26分25秒)
ヒーロー敗北、エネルギー吸収、兜合わせ
が好きな人いませんか?165,55,45

池袋さんの 投稿者:レンジ(5月29日(木)21時34分58秒)
池袋さんのプロレス小説まじ興奮しました!
続編読みたいっす!!

池袋さんの新作 投稿者:OctD(4月26日(土)09時47分48秒)
池袋さんの新作、スゴイ興奮しました(^。^)
出来れば五島先生のプロレスも読みたいです!
やっぱりドSな関節技や絞め技でギブアップを
叫ばせてるのでしょうか?(≧∇≦)
ドラゴンスリーパーやアルゼンチンバックブリーカーをかけられてる相手が
最初はジタバタしていたのが少しづつ抵抗する力が無くなっていくシチュとか滾ります!

トライアングル完 投稿者:池袋(4月25日(金)17時13分42秒)
「ハア・・ハア・ッ」
負けた。
一年に負けた。
先生の前で。
俺はどんな顔をすればいいのかわからず、ダウンしたままタオルで顔を隠していた。
「翔平、惜しかったなーあ?」
そこへ先生が近づいてきた。
「オイ翔平、さっきの生意気なくらいの威勢のよさはどこいったんだよ?ま、後輩に自分の得意技ギブ取られちゃ〜悔しいか!でも、俺は見てて興奮したぞ。あれがプロレスの醍醐味だよな!」
そう言ってワハハと笑う。さっきのあの心配したような目はなんだったんだ。
「ま、男なら潔く負けは認めねーとな」
「・・ッス」
俺はタオルの下から小さく返事した。
「しかし、祐介はつええな〜!先輩まかしちゃったぞオイ」
「・・いや、たまたまっす」
「お前礼儀正しい奴だな〜」
先生と椎名の会話が、すぐそこから聞こえてくる。
「・・でも、あれだよな。お前、得意技、ツームストンと四の字って言ってたよな」
「そうっす」
「まだ、四の字の方掛けてねえだろ?」
「そっすね」
「どうだ、ついでにもういっこの得意技。やっとくか?」
ヘッ!?黙って聞いてたら、話がおかしな方へ向いた。
「いいんすか?」
椎名はなぜか先生にそれを尋ねる。
「おう、かまわんかまわん。それに翔平の奴、まだきちんとギブアップ言ってねえ〜からな。プロレスっつうのは、相手にギブ言わせる瞬間が一番オモシレーんだよ。先輩にきちんとギブ、叫ばせたれ」
「しゃっす」
俺の片足が取られる感覚があった。椎名が掴んだのだ。すぐに、椎名の足に巻きつけるように曲げられ、そしてもう一本の足も奪われた。
「うっげえええええ・・っっ」
四の字固め。
得意だと言うだけあって、これまで掛けられたどんな四の字よりも強烈な痛みが両足を襲った。ロックも完璧だ。そしてもちろん、
「レフェリー、チェックお願いします」
その声に、先生が飛んでくる。
「よしきた。どうだ?翔平、ギブするか?」
「ひでーよ先生、なんだよこれ・・」
「ワハハ、男なら最後まで闘え」
「あ・・っ」
先生は、俺が顔を隠していたタオルを無理矢理むしり取った。
これでは、苦痛に歪む顔を椎名にも思いっきり見られてしまう。
椎名の奴は、涼しい顔をして俺に四の字を掛け続けている。
「ギブ?ギブ?」
「うるっせー、このクソ親父・・っ!!」
俺は上半身で先生に殴りかかった。しかし当然先生は、笑いながらそれをひらりとかわす。
「ほんと生意気な奴だなー、そういうガキにはもっとおしおきが必要だな」
先生は腕を組みながら、ペタペタと俺達の周りを回る。
「よっしゃっ」
そして突然素早い動きで飛び掛ってきて、俺の首を持ち上げた。
抵抗する間もなく、先生はそのぶっとい足をしゅるしゅるっと俺の首に巻きつけた。
そして腰を持ち上げ、一気に引き絞る。
「う、げええ・・」
先生の首四の字固め。
ちょうど先生のチンコのあたりを枕にして、太ももとふくらはぎで、わずかな隙間もないくらい圧迫される。腰を突き上げ、息が止まるほど限界まで絞められたかと思うと、わずかに緩められ安心する。かと思ったら、また絞め上げられる。そんなことを何度も繰り返された。体を暴れさせたくても、下半身は椎名にしっかり固められたままなのだ。俺は先生の太ももに手を置いて、必死に耐えた。
「うりうり、どーだクソガキ」
「先生、チェックお願いします」
下から椎名の声が聞こえてくる。
「そうだな、どうだ〜翔平?ギブすっかあ?」
「う・・るせ・・っ」
「まーだそんなこと言ってンのか。じゃあ、もっといくからな」
先生がまた腰を浮かせる。それにともなって、俺の顔を取り囲む先生の足の筋肉がぎゅうっと絞め上げてくる。
「祐介、この先輩まだまだわかってねえみてーだから、お前ももっと極めてやれ」
「うっす」
そして足の方の激痛も深まる。
俺はかろうじて自由になる両手を先生の体の上でばたつかせた。

「どーだ、翔平?何か言うことはあるか?」
「・・・ッ」
先生が、真上からのぞきこんで聞いてくる。
下から見る先生の体は、タンクトップに包まれた胸筋が盛り上がってるのがよくわかった。
足は足で相変わらず椎名の足に絡め取られていて、全く自由がきかない。
「あん?」
「・・ギ・・」
「なんだよ、聞こえねえよ」
先生が恐い顔でガンつけてくる。
俺はとろんと、そんな先生の目を見つめながら言った。
「・・ギブ、ギブっす・・・参りました」

トライアングル5 投稿者:池袋(4月25日(金)16時26分34秒)
数秒の間、そうして俺は頭を椎名の両太ももに固定され、畳に対して垂直に突き立っていた。衝撃で、頭がぼうっとしていた。
それから、何がなんだかわからぬまま、物凄い力で俺はもう一度抱え上げられた。
「ッ!!」
腰に激痛が走る。どうやら、バックブリーカーで椎名の膝に叩きつけられたようだ。開放された俺は、腰を抑えて畳の上でのたうちまわった。
「くう・・っ」
さらに椎名のエルボードロップが降ってくる。それも全部、俺の腰に集中していた。
「ハア・・ハア・・ッ」
立ち上がろうとするだけで、腰に激痛が走った。俺はちょうど目の前にあったものに手を伸ばし、しがみついた。
それは先生のぶっとい足だった。
ふくらはぎからふとももへ、よじ登るようにして、ゆっくりと立ち上がる。顔を上向けると、ちょうど先生と目が合った。すごく心配そうな目で俺を見ている。ああ、俺は今とても情けない姿を先生にさらしている。
不意に後ろからぐいと髪を掴まれ、先生から引き剥がすように引っ張られた。
そして叩きつけるように、畳にもう一度這い蹲らされる。
ムカッときて振り向こうとした瞬間、これまで以上の重圧が腰にかかった。
椎名が俺の上に乗っかってきていた。すぐに二の腕を掴まれ、太ももの上に引っ掛けられる。さらに両顎をクラッチされ、完成だ。
「・・キャメルっす」
聞いてもいないのに、椎名はボソッとそう言いやがった。たぶん、こいつも俺とのプロレスでかなり興奮してきてるのだろう。
「が、ああ・・っ」
身をよじって抵抗しようにも、両腕をももに深く引っ掛けられていて動かすことができない。椎名が俺の上半身を、容赦なくグイグイ反り上げてくる。
「レフェリー、チェックお願いします」
上から、妙に落ち着き払った声が聞こえてくる。先生が俺の前にかがみこんで、顔をのぞきこんでくる。
「翔平、どうだ?まだやれるか?ギブするか?」
「ノ、ノー、ノー・・」
先生の競パンから垂れた紐を見つめながら、俺は答えた。クラッチされていては、首を左右に振ることもできない。
冷静ぶっているが、こいつもかなり焦っているはずだ。時折り、キャメルを極める力が緩むことがある。上から聞こえてくる息遣いも、最初に比べてかなり荒い。相当体力を消耗している。俺の技のダメージもあるはずだ。
「レフェリー!!チェックお願いします!!」
一際俺を反り上げながら、力を振り絞るように椎名が言う。
「ノー、ノー!!」
俺も負けじと声を張り上げた。
「祐介、まだだ」
先生が椎名を、祐介と呼ぶ。
「くっそ・・」
椎名は小さくそう吐き捨てながら、ゴミでも放り投げるようにして俺の上体を放した。

一時、痛みが消えて体が自由になったと思った。しかし、今はまだプロレスの試合中だ。俺は両足を掴まれ、汗だくの体がズリズリと畳の上を引き摺られた。ちょうど、畳の中央まで動かされる。
「・・っしょ、っと・・」
椎名が俺の両足を、両脇に抱え込んだ。
「あ、があああ・・・・っ!!!」
最大級の痛みが腰を襲った。
逆エビ固めだ。
「っく、アアッラアアアア!!」
椎名も限界なのだろう、デカい声を出して力いっぱい固めてくる。
「あああああ・・っっ!!」
集中攻撃を受けた俺の腰はもう限界を迎えていた。
「レフェリー、チェック!!」
なりふり構わず、椎名が叫ぶ。もはや椎名も、完全に冷静さを失っていた。
「あ、ああ・・翔平、どうだ、翔平!」
先生が必死で俺に呼びかける。けれど俺には声を出す力も残っていなかった。
「レフェリー、ギブ?ギブ?」
鬼気迫る勢いで、椎名がグイグイと腰を反り上げてくる。どこにこんな力が残ってたのかと思うくらいガッツリ固められて、ブレイクポイントまで逃げようとしても、一ミリも動かせない。
「レフェリー、チェック!チェック!!」
「翔平、翔平、何か言え!!」
「ヘイヘイ、ギブアップカモン!!」
俺は髪をかきむしり、目をつむり、歯を食いしばって必死で後輩の逆エビに耐えた。脱出するほどの力は、残っていなかった。
片手を畳の上に置く。このまま二回叩けば、この痛みから解放される。しかし、それだけは絶対にしたくなかった。
けれど、もう。

俺が、片手を上げて構えた瞬間だった。
ふわっと、何か薄いものが顔にかかった。
タオル、だ。
先生が、タオルを投入したのだ。
「勝負あった。祐介、そこまでだ!マジで翔平ケガしちまう。教師として、これ以上は続けられねえ」
「・・うっす」
それを聞いた椎名が素直に逆エビを解く。
「翔平も、いいな?この勝負、逆エビ固めによるレフェリーストップで、祐介の勝ちとする」
汗だくの椎名が、ちっとも嬉しそうじゃない顔で先生に片手をサッと上げられる。俺は畳の上にダウンしたまま、ぼーっとそれを見つめていた。

トライアングル4 投稿者:池袋(4月25日(金)14時19分17秒)
俺はまだ足を押さえて転がっている椎名の髪を鷲掴みして、無理矢理俺の前に立ち上がらせた。
背後から手を回し、ちょうど椎名の腹筋あたりでロックする。
「あ・・」
椎名が、弱々しくチラリと俺の方を見た。次に自分が何を掛けられるか、気づいたのだろう。そうだ、コレだよッ!!
俺はジャーマンで椎名をブン投げ、そのままブリッジしてフォールに入った。
「ワァン!」
先生が本物のレフェリーのように滑り込んできて、畳をバシンと叩いてフォールを取る。
「ツー!!」
寝そべった体勢の先生のタンクのすそがヘソのあたりまでめくれ、黒光りする競パンが露わになっている。
椎名は、この瞬間まで俺にジャーマンを極められた形のまま、ピクリとも動かなかった。
「ス・・」
先生がもう一度手を振り上げた瞬間、椎名の体が跳ね上がり、フォールの体勢が崩れた。
「先生っ、今の・・」
俺は思わず先生に詰め寄った。
「いや、今のはツーカウントだ」
けれど先生は首を振って取り合わない。
「はあ、はあ・・くっそ」
けれどどっちにしろ、椎名は虫の息だ。俺は競パンの紐を結びなおすと、椎名をまた立ち上がらせた。
「オラ、立てや」
そして横から手を差し込み、椎名の体を逆さに抱えた。
「よ・・っと」
椎名も、俺の体に両手を巻きつけしがみついてくる。汗だくになった俺達の体がべったり密着する。ツームストンパイルドライバーの体勢だ。
これで終わらせようと思った。
俺の股間に椎名の顔面がコスれる。しかし俺も体力を消耗したせいか、足がふらついてしまう。それに椎名が、足をバタつかせ、俺の腕の中で暴れやがるからうまくバランスを取れない。
「え・・っ」
不意に、道場の景色が全てひっくり返った。目の高さに、先生のモッッコリがある。頭に血液が集中してくる感覚がある。
椎名の反撃で、ツームストンの体勢が反転されていた。
(ヤベ、油断した・・っ)
ヤバいと思って、さっきの椎名と同じように暴れて抵抗しようとしたが、ガッチリ抱え込まれていて全く体を動かせなかった。顔を左右にどんなに背けても逃げられず、俺は思いっきり椎名の股間に顔を埋められた。そして、ゆるく太ももでロックされる。
もうこうなってしまったら、俺にできることは木偶の坊のような椎名の体に両腕を回してしがみつくことだけだ。
股間の辺りで、椎名の息遣いを感じる。ハア、ハアッと椎名だって息が上がっている。
その呼吸が一瞬止まったかと思うと、体がふわりと浮いたような感覚がして、俺は脳天をマットに突き刺された。頭をしっかり、椎名の太ももに固められて。
・・これがこいつのフェイバリッドホールドか。
確かに効いたぜ・・。

トライアングル3 投稿者:池袋(4月25日(金)12時31分57秒)
「ッラアッ!」
俺は椎名の脇腹にエルボーを打ち込み、なんとかコブラから脱出した。
しかしまだ椎名ペースだ。すぐにミドルキックを何発も打ち込んでくる。まともに食らわないようにガードするだけで精一杯だった。
「っのやろ・・っ」
次の蹴りが飛んできた瞬間、その足を掴まえ、ガッチリ脇に抱え込んでやった。
「調子に乗んじゃ・・ねえっ!!」
俺は思いっきりドラゴンスクリューをかました。
「・・っ!!」
椎名がダウンする。俺のプロレス脳では、ドラゴンスクリューを掛けたら次に出す技は1つしかなかった。放さなかった椎名の足を俺の足に一気に絡め、畳の上に腰を下ろす。そう、四の字固めだ。
「っしゃあ、どうだぁ一年坊主!!」
「っく・・ああ・・っ!」
比較的ポーカーフェイスな椎名の顔が、苦痛で歪む。俺は椎名の足を固めたまま、その様子をたっぷり鑑賞する。
「おーっとぉ!?、掟破りの逆四の字じゃねえか!!いいねえ〜、こういう展開。ゾクゾクするぜ」
先生がガキのようにはしゃいでいる。俺は呆れたが、その声が余計に椎名に屈辱を味わわせているようだ。目をつむり、眉間に皺を寄せ、歯を食いしばって必死に俺の四の字に耐えている。その顔は真っ赤だ。
「レフェリー、チェックチェック」
逃げられないように椎名の足をガッツリ掴みながら、先生に確認を頼む。その間も椎名の奴はなんとか体を反転させて脱出しようとしているが、そんなことさせるわけがない。無駄なんだよ。
「椎名、ギブ?」
「ノー」
こいつ・・そんな顔してまだ耐えるのかよ。
俺は畳の上に受け身を取り、その反動で足を突き上げることでさらに深く椎名の足を極めた。バシインという乾いた音が、道場に残酷に響く。
「ギブ?」
「ノー!」
バシイン!
「ギブ?」
「ノーノー!!」
バシイン、バシイン!!
それでも椎名は耐え続けた。そして、
「翔平、ロープだ」
少しずつ移動して、ついにロープブレイクした。正直、俺はこれで決まったと思っていたので内心動揺しはじめていた。

トライアングル2 投稿者:池袋(4月20日(日)16時03分37秒)
「用意できたか〜?」
「うっす」
「できました」
俺達はそれぞれ道場の隅で着替えを済ませて、中央に集まった。
俺はプロレスごっこの時にいつも使ってる赤い競パン、
椎名は青地に黄色いラインが入った、たぶん水泳部で使ってる競パンだ。俺より派手なパンツはきやがって。
そして先生は、上は白いタンクトップ、下には黒い競パンをはいているようだ。
タンクのすそから、テカついた競パンの布地とモッコリがわずかに見えている。
先生は浅黒い肌で、やっぱりぶっとい足をしていて、こんな足になりてえなーと思わず俺は見とれてしまった。
俺と椎名は道場の中央で向かい合った。むかつくことに、俺より身長があった。
俺が172だから、こいつは178、下手したら180あるかもしれない。
水泳部なだけあって、綺麗な逆三体型だ。
俺は目が大きくて童顔だとか言われるから、これじゃあまるっきり俺の方が年下みたいだ。
まあ、俺も野球で鍛えたシックスパックは自慢だ。俺はさらに近寄ってフッキンを椎名に見せ付けた。
「俺がレフェリーをやる。ルールは、普通のプロレスと同じだ。あそこまで手が届いたら、ロープ。いいな?」
俺達は互いに頷きあった。
「よしっ、じゃあはじめるぞ、レディー・・ファイッ!!」

まずしっかり組み合った。プロレスが好きだと言うだけあって、椎名もプロレスの動きをよくわかっていた。
「っしゃあ!」
先手必勝、俺が逆水平を張る。
「打って来い、オラア!」
そう言って胸板を示すと、椎名も逆水平を返してきた。さらに俺が打ち返す。そのまま連打しまくると、椎名の体制がグラリと崩れた。
「どうした椎名、やり返せ!」
レフェリーである先生の檄が飛ぶ。
すると、息を吹き返したように、椎名が俺の顔面を思いっきり張った。
「ッ!!」
これには一瞬、俺の意識も飛びかけた。
「・・くっそ・・っ」
俺はその場で飛び上がり、ドロップキックを放った。見事に顔面に入り、椎名がダウンする。すぐに俺は椎名の足を取って、アキレス腱固めを極めた。
「っしゃあ」
「ぐ・・っ」
俺達の周りを、先生がうかがうようにまわっている。
「レフェリー、チェック!」
俺はそう声を上げた。
「おうっ!・・椎名、ギブ?」
「ノー、ノー」
「お、ロープだな。翔平、ロープだ」
椎名を解放すると、すぐに立ち上がってストンピングを浴びせた。さらに立ち上がらせてからの、高速ブレーンバスター。俺が椎名を叩きつける音が気持ちよく響いた。
「ぐあ・・っ」
畳の上で悶絶する椎名に、間髪いれずにリバースインディアンデスロックを掛けた。
「お、そんな技まで知ってるのか」
「へへっ、先生にも後でたっぷり掛けてやるぜ」
さらに後方に倒れて、鎌固めに移行する。我ながら、ガッチリ決まって気分いい。
「レフェリー、チェック!!」
すぐさままた、ギブの確認を頼む。
「ギブ?ギブ?」
先生が、畳にしゃがみこみ、椎名に顔を近づけて確認する。
「ノー、ノー」
「レフェリー、どうっすか?」
「いや、まだだ。試合続行だ」
「チ・・ッ」
さらに椎名の上半身を反り上げたけど、それでもギブしない。仕方なく俺は技を解いた。
ゆっくり椎名が立ち上がってくる。その腹に蹴りを入れようとすると、するっと交わされてしまった。そのままバックを取られ、椎名の足が絡みついてきて、俺はコブラツイストに捕らえられていた。
「ぐあ・・っ」
「お、椎名の反撃だな」
油断していたせいで、完璧なコブラを入れられてしまった。汗で滑って、余計に深く技が極まる。俺と椎名の汗だくの体がぎっちり絡む。
「ぐ、ぅ・・・っ」
俺も力を入れるが、それ以上の力で椎名に完璧にロックされている。
そこで椎名が言った。
「レフェリー、チェックお願いします」
こいつ・・っ、一年のくせに・・っ!!
「おうっ、任せとけ。どうだ翔平、ギブするか?」
先生がすぐ側まで顔を近づけて聞いてくる。視線を下ろすと、競パンからずどんと突き出た先生のぶっとくて黒い二本の足があった。
「ノー、ノー!」
ぶんぶんと首を横に振った。
コブラの痛みに耐えるだけで必死なのに、レフェリーにいちいち確認される精神的苦痛はハンパなかった。